国際情勢・防衛

もし米軍が北朝鮮を先制攻撃をするなら2018年6月~8月か?

2018/03/03

2018年3月現在の状況

  • アメリカ軍はまだ戦争準備を開始していない
  • 1991年の湾岸戦争では、1990年8月2日にイラクがクェートに侵入し、5か月半後の1991年1月17日にアメリカ軍の攻撃が始まった
  • アメリカ軍が地上戦まで考慮して戦争準備する場合は5ヵ月~6ヵ月かかる
  • 2018年3月中にトランプ大統領が戦争準備を命令して、戦争準備が整うのは2018年8月
  • 北朝鮮のICBMは2018年後半にも完成すると予想されるので、アメリカ軍先制攻撃のタイムリミットは2018年8月頃になる。
  • アメリカの中間選挙が2018年11月に予定されており、2018年10月~12月にアメリカ軍が軍事攻撃をする可能性は低い。

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戦争準備

アメリカ軍の軍事オプションにはいくつかあって、「トマホークミサイルのみの空爆」、「地上戦を含めた本格的戦争」など、「いなかる戦争か?」によって、「戦争準備」期間が異なる。

 

小野寺防衛大臣の発言

11月の中旬には、おそらくトランプ大統領として(北朝鮮への)圧力の効果が、外交努力の効果がどの程度になるのかという判断をされると思います。

日本テレビ http://www.news24.jp/articles/2017/10/10/04374694.html

 

アメリカ軍の戦争準備に2ヵ月かかる

米政府が軍事行動に踏み切るまでには、少なくとも2カ月の猶予がある。

引用 産経新聞

http://www.sankei.com/politics/news/171012/plt1710120027-n2.html

アメリカ人は大雑把な印象があるが、アメリカ軍の上層部はかなり綿密な計画を立てる傾向がある。

もしアメリカ軍が戦争をするなら世界中から戦争物資を朝鮮半島に集める必要があり、そのために最低2ヵ月はかかる。

この2ヵ月というのは、空爆主体の「本格的空爆」の準備期間で、本格的な地上戦をするなら準備に5ヵ月~6ヵ月はかかると思われる。

 

2018年6月に準備完了か?

空爆主体の軍事攻撃ならば、準備に2ヵ月かかる。つまり、2018年6月には空爆主体の戦争準備が完了することになる。

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積雪期にはアメリカ軍の攻撃はない?

アメリカ軍の巡航ミサイル(トマホーク)は地形を読んで飛行ルートを決定するので、冬になり積雪があると精密誘導できない可能性がある。

また、北朝鮮山岳部は冬季の夜間に-20℃になるので、遭難したアメリカ兵を救出することが困難になる。

したがって、アメリカ軍としては1月~2月の積雪期には戦争をやりたくない。

 

アメリカ軍の3つの選択肢

装備 準備期間 開戦可能時期
1.限定空爆 トマホーク200発~300発 1~2週間 2018年3月下旬
2.本格的空爆 トマホーク2000発~3000発 2ヵ月 2018年6月
3.全面戦争(地上戦)  トマホーク2000発~3000発 5ヵ月~6ヵ月 2018年8月

アメリカ軍には3つの選択肢がある。

  • 1つ目はシリア空爆のように巡航ミサイル(トマホーク)による限定空爆。
  • 2つ目はトマホークによる空爆とB-1Bなどによる本格的空爆。
  • 3つ目は、トマホーク、爆撃機による空爆に加え陸上部隊を投入し地上戦をする全面戦争。

このうち、もっとも可能性が高いのが2つめの「本格的空爆」だ。

 

「本格的空爆」のアメリカ軍予想兵力

  • トマホーク巡航ミサイル2,000発~3,000発
  • 原子力空母4隻~6隻
  • イージス艦10隻
  • 原子力潜水艦10隻
  • F-22ステルス戦闘機
  • F-35ステルス戦闘機
  • F-16戦闘機
  • F-15戦闘機
  • B-1B超音速爆撃機
  • B-2ステルス超音速爆撃機
  • B-52爆撃機

アメリカ軍の戦力は強大で、地上兵力を投入しなくても、戦闘は早ければ数時間で北朝鮮の大半の軍事施設を破壊して終了する。

しかし、山岳部の地下の残存軍事施設を徹底的に破壊するには2週間~3週間かかると予想される。

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北朝鮮の反撃

アメリカ軍が北朝鮮を攻撃すると北朝鮮の反撃が予想される。

38度線付近の北朝鮮の300門のロケット砲は1時間に9,000発発射できる。50km離れたソウルの被害は数万人と予想される。

また長射程砲(8,000門~10,000門)、日本を射程圏内とする中距離弾道ミサイル「ノドン」200発、韓国を射程圏内とする短距離弾道ミサイル「スカッド」800発を保有していると見られる。

北朝鮮の核ミサイル(20発~60発)が日本の在日米軍基地に発射される可能性がある。

 

まとめ 1

限定空爆なら2018年6月に準備完了か?

北朝鮮の反撃が予想されるので、米軍がトマホーク(巡航ミサイル)200発~300発による限定空爆の可能性はほとんどない。

しかし、敢えて、限定空爆の時期を予想すると、1~2週間で準備できるので、2018年3月下旬にはアメリカ軍が北朝鮮を攻撃することができるが、この可能性は低い。

 

本格的空爆なら2018年6月に準備完了?

2018年3月から「本格的空爆」の準備するなら、2ヵ月かかり、2018年6月に開戦の準備が整うが、北朝鮮の反撃を考慮すると、やはり「空爆主体」の軍事攻撃の可能性は低い。

北朝鮮の反撃

アメリカ軍が北朝鮮を攻撃すると北朝鮮の反撃が予想される。

38度線付近の北朝鮮の300門のロケット砲は1時間に9,000発発射できる。50km離れたソウルの被害は数万人と予想される。

また長射程砲(8,000門~10,000門)、日本を射程圏内とする中距離弾道ミサイル「ノドン」200発、韓国を射程圏内とする短距離弾道ミサイル「スカッド」800発を保有していると見られる。

北朝鮮の核ミサイル(20発~60発)が日本の在日米軍基地に発射される可能性がある。

 

まとめ 2

今のところ、アメリカ軍は北朝鮮への軍事行動を決断していないと思われる。

今後は、米海軍空母5隻~6隻を朝鮮半島に集結させ、史上最大級の軍事的圧力を北朝鮮にかけると思われる。

それでも北朝鮮が核・ミサイルを放棄しない場合は2018年8月までに地上戦の準備を整えると思われる。

それでも、北朝鮮の反撃でソウル市民100万人以上犠牲が考えられるので、アメリカ軍が先制攻撃をする可能性は低い。

また、アメリカ中間選挙が2018年11月に予定されているので、アメリカ軍が軍事行動できるタイミングは2018年6月~8月しかない。

それを逃すと次のタイミングは2019年春となる。

逆算するとアメリカ軍は2018年3月中に北朝鮮へ軍事攻撃するかどうか決断しないと、2018年中の攻撃はできない。

 

まとめ3

最新の情報では、北朝鮮のソウル攻撃の死者数を10万人以内ならばアメリカ軍が北朝鮮を攻撃するとの見方がでてきた。

アメリカ軍は38度線周辺に展開する北朝鮮のロケット砲、長距離砲の80%の位置を把握しているという情報がある。

これが本当であれば、アメリカ軍は開戦1時間以内に北朝鮮の反撃を封じることができる。

またソウル市民も1時間以内にシェルターに避難できるならば、ソウル市民の死者数は10万人以下とすることができるかもしれない。

そうなるとアメリカ軍による北朝鮮攻撃の可能性が高まることになる。



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