アメリカのトランプ大統領は、米韓自由貿易協定(米韓FTA)の破棄を検討しており、早ければ9月上旬にも破棄手続きが始まる可能性がある。
米国と韓国は2012年にFTAを発効させたが、その後、アメリカの対韓国貿易赤字が2倍になったことで、アメリカ側が再交渉を提案していたが、韓国側が拒否していた。
北朝鮮に融和的な韓国・文政権をけん制か?
8月の米韓軍事演習で、アメリカはB-1B爆撃機の参加を主張したが、韓国側が拒否していた。また、THAADミサイルの韓国への追加配備についてはも韓国・文政権は消極的だった。
このため、アメリカは経済的に韓国と距離を置くことで、北朝鮮に融和的な文政権をけん制する意図もあると思われる。
アメリカと韓国との間には危機感に温度差があることが表面化したともいえる。