型式 | 次期新型潜水艦(VLS搭載) |
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全長 | 90m(VLS6基)~94m(VLS10基)(たいげい型:84m) |
基準排水量 | 3,500トン(たいげい型:3,000トン) |
満載排水量 | 5,000トン(たいげい型:4,500トン) |
乗員 | 70人 |
建造完工 | 2030年 |
(当ブログ予想)
項目 | 数値 |
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全長 | 6.2 m |
直径 | 53 cm |
重さ | 1,500 kg |
最高速度 | 900 km/h |
射程 | 1,250 km |
弾頭重量 | 約 450 kg |
項目 | 内容 |
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全長 | 9 m 以下 |
胴体幅 | 1 m 以下 |
主翼展張時の幅 | 4 m 以下 |
射程 | 1,500 km |
特徴(機体形状) | ステルス形状 |
情報処理・追尾能力 | 衛星データリンクシステムを搭載し、移動目標への追尾能力が向上 |
12式地対艦誘導弾能力向上型は、2025年から陸上発射型を配備すると見られるが、潜水艦発射型は2020年代後半と遅れる。
そのため、早期にトマホークを導入すると見られる。
トマホークは、潜水艦の魚雷発射管からも発射できるので、現行の「そうりゅう型」「たいげい型」「おやしお型」潜水艦にも搭載可能と思われる。
実際、現行の自衛隊潜水艦も射程250kmのハープーンミサイルを搭載しているので、トマホークも比較的容易に搭載できると思われる。
また、ソフトウエアを改修すれば自衛隊のイージス艦の垂直発射装置(VLS)からも発射できる。
政府は、長射程ミサイルを発射可能な潜水艦の保有に向け、技術的課題を検証する「実験艦」を新造する方向で調整に入った。(読売新聞)
繰り返しになるが、トマホークは潜水艦の魚雷発射管(533mm)から発射できるので、魚雷発射管から発射するのであれば、実験艦(潜水艦)を建造する必要はない。
したがって、実験艦(潜水艦)を建造するということは、VLS(垂直発射型)の搭載を検討していることだと思われる。
現行の海自潜水艦からもトマホークを発射できるが(魚雷も含め30本)、魚雷発射管に充填する必要があり発射に時間がかかる。
トマホークの速度は民間旅客機並みの時速900kmなので、発見されると迎撃される可能性が高いため、一度に大量に発射する必要がある。つまり、飽和攻撃をしないと効果は期待できない。
実際、米海軍の「オハイオ級原子力潜水艦(全長170m・排水量18,750トン)」はトマホーク154基(弾頭450kg)を搭載できる。
やはり、潜水艦から同時に大量のミサイルを発射するにはVLSの方が有利だ。
また、運用方法としても、VLS搭載潜水艦は1000km離れた後方に配備するが、攻撃型潜水艦は北朝鮮近海、台湾近海に配備するので同じ仕様では対応できない。
そのため、新型のVLS搭載潜水艦を建造する可能性が高いと予想される。

型式 | 次期新型潜水艦(VLS搭載) |
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全長 | 90m(VLS6基)~94m(VLS10基)(たいげい型:84m) |
基準排水量 | 3,500トン(たいげい型:3,000トン) |
満載排水量 | 5,000トン(たいげい型:4,500トン) |
乗員 | 70人 |
建造完工 | 2030年 |
個人的には、10基搭載すると予想している。
潜水艦の戦力を維持するには、改修と訓練が必要となる。
例えば、イギリス海軍の戦略ミサイル原潜「ヴァンガード級」は4隻体制で、常時1隻以上が稼働中するスケジュールになっている。
したがって、自衛隊の場合も、3隻ないし4隻保有で常時1隻以上が稼働できる。
自衛隊は常時2隻のVLS搭載潜水艦を稼働させると予想されるので、VLS搭載潜水艦の保有数は6隻~8隻と予想される。