国際情勢・防衛

【2018年 最新】世界海軍力ランキング、1位アメリカ、日本は?

2018/06/17

出典 米海軍

この「世界海軍力ランキング」は世界各国の通常兵器による海軍総兵力のランキングであって、必ずしもランキング上位の国がランキング下位の国に戦争で勝つわけではない。

例えば、中国は3位、日本は4位だが、日本周辺海域に限定すれば日本の海上自衛隊の方が強い。

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1位 アメリカ

空母

満載排水量 全長 船体幅 飛行甲板幅 出撃回数 就役数 建造予定数 合計
ニミッツ級空母 95,413トン~102,000トン 330m~333m 41m 76.8m 120回/日 10隻 0隻 10隻
ジェラルド・R・フォード級 101,600トン 333m 41m 78m 160回/日 1隻 1隻 2隻
合計 11隻 1隻 12隻

米海軍は、ニミッツ級原子力空母10隻と2017年に就役した「ジェラルド・R・フォード級原子力空母」1隻の合計11隻の空母を保有する。

2018年現在、もう一隻のジェラルド・R・フォード級原子力空母を建造中で2020年には空母12隻体制となる。

ニミッツ級空母1隻には70機のF/A-18戦闘機、ヘリコプターなどの艦載機を搭載でき、中位国1国の空軍力に匹敵する。

ジェラルド・R・フォード級空母は排水量101,600トンで全長333m、F-35Cなど艦載機を75機搭載できる。

また、電磁式カタパルトを搭載し、出撃回数が、約3割(120回/日→160回/日)増加した。

 

潜水艦

 出典 US.NAVY

米海軍は、70隻の原子力潜水艦を保有するが、通常型潜水艦は保有していない。

水中排水量 全長 潜航深度 保有数
SSBN(SLBM搭載戦略ミサイル原潜) オハイオ級原子力潜水艦 18,750トン 170.67m 300m(最大500m) 14隻
トマホーク搭載戦略ミサイル原潜 改良型オハイオ級原子力潜水艦 18,750トン 170.67m 300m(最大500m) 4隻
攻撃型原潜(最新型) バージニア級原子力潜水艦 7,800トン 114.8m 488m 14隻
攻撃型原潜(前級) シーウルフ級原子力潜水艦 9,150トン 107.6m 610m 3隻
攻撃型原潜(前々級) ロサンゼルス級原子力潜水艦 6,927トン~7,177トン 109.73m 450m(最大750m) 35隻
合計 70隻

将来的には、ロサンゼルス級原潜を退役させ、バージニア級攻撃型潜水艦を30隻まで増補する予定。

シーウルフ級は1989年から建造し1997年に就役した。1980年代の冷戦中に計画され旧ソ連の「アクラ型原潜」に対抗して、HY100鋼材を使用するなど超高性能潜水艦となった。

しかし、建造費が21億ドル(約2,200億円)と高額になったことと冷戦終結により、3隻を建造しただけとなった。

バージニア級は冷戦終結後に開発され、前級のシーウルフ級ほどの高性能ではなく、低コストな原子力潜水艦となっている。

2007年、弾道ミサイル搭載のオハイオ級潜水艦を改良し、トマホークミサイル154発を搭載できる「改良型オハイオ級」潜水艦を4隻保有している。

 

コメント

世界の海軍兵力の50%を保有していると言われ、世界一の圧倒的な海軍力を保有する。
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2位 ロシア

潜水艦

ロシア海軍は30隻のキロ級通常型潜水艦を保有している。キロ級潜水艦は1982年就役の古い潜水艦で潜航深度も300mだが、完成度が高く、中国、インド、ベトナムなどが採用している。

2017年現在でも、通常型潜水艦としては、日本の潜水艦に次ぐ性能と言える。

最新型の「ボレイ型原子力潜水艦」は、排水量24,000トン、全長170mと巨大な戦略ミサイル潜水艦で、現在3隻が就役している。

2020年までに北方艦隊4隻、太平洋艦隊4隻の合計8隻が就役する予定で、順次、前型のタイフーン級戦略ミサイル潜水艦5隻と入れ替えると見られる。

 

ミサイル巡洋艦

キーロフ級原子力ミサイル巡洋艦を保有し、西側から空母キラーと呼ばれている。

 

空母

1991年就航の空母「アドミラル・グズネツォフ」1隻を運用しており、航空機36機を搭載できるが、スキージャンプ方式であるため、艦載機の重量制限もあり米空母と比較すると攻撃力は小さい。

 

コメント

ロシアの空母は米国相手には通用しないが、空母を保有しないロシア近隣諸国にとっては脅威となる。

ロシアのミサイル技術は高く、それらを搭載した原子力潜水艦、ミサイル巡洋艦などは米海軍の脅威となりえる。
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3位 中国

潜水艦

  • ロシア製「キロ級通常型潜水艦」12隻
  • 弾道ミサイル原子力潜水艦4隻
  • 攻撃型原子力潜水艦2隻(今後2隻追加就航予定)
  • 新型潜水艦44隻、旧型潜水艦25隻の合計69隻を保有

 

中国海軍の新型潜水艦

型式 隻数 全長 排水量
晋級(094型) 4隻(推定) 弾道ミサイル搭載「原潜」 137m 12,000トン
商級(093型) 2隻(推定) 攻撃型「原潜」 107m 7,000トン
キロ級 12隻 攻撃型通常動力潜水艦 70~74m 約4,000トン
宋級(039型) 14隻 攻撃型通常動力潜水艦 75m 2,300トン
元級(041型  039A型) 12隻 攻撃型通常動力潜水艦 72m 2,400トン
合計 44隻

 

中国海軍 旧型潜水艦

型式 就役年 隻数 全長 排水量
夏級(092型) 1983年 1隻 弾道ミサイル搭載「原潜」 120m 7,000トン
漢級(091型) 1974年 3隻 攻撃型「原潜」 98m 5,500トン
明級(035型) 1971年 21隻 攻撃型通常動力潜水艦 76m 2,100トン
合計 25隻

中国海軍は新旧合わせて69隻の潜水艦を保有し、そのうち新型の攻撃型潜水艦だけでも28隻(原潜2隻、通常型26隻)を保有している。

一方、日本の自衛隊は2018年6月現在、20隻(現役18隻、練習艦2隻)の潜水艦しか保有しておらず、数的には自衛隊が劣勢になっている。

 

空母

旧ソ連製で建造途中だった空母「ヴァリャーグ」を購入し完成させた「空母 遼寧」1隻を保有するが、実戦能力は低い。

今後、通常型空母2隻と原子力空母2隻を建造する予定で、2018年4月に新造空母「001A型」を進水させている。

満載排水量 全長 全幅 艦載機 速度 就役数 建造予定数 合計
遼寧(001型) 67,500トン 305m 78m 20機 20ノット 1隻 0隻 1隻
001A型 60,000トン 315m 72m 20機~30機 0隻 1隻 1隻
合計 1隻 1隻 2隻

「001A型空母」スペック

  • 満載排水量 60,000トン
  • 全長 315m
  • 全幅 72m
  • スキージャンプ式(14度以下)
  • 艦載機 J15(殲15)20機~30機
  • フェーズドアレイレーダー搭載?
  • 蒸気タービン機関(通常型推力)
  • 2013年起工
  • 2019年~2020年 就役予定

コメント

中国軍は伝統的に陸軍を強化してきており、海軍力は沿岸展開する程度だった。しかし、近年、中国の経済成長を背景に積極的に海洋進出しており、急速に近代化している。

現在のところ、日本の海上自衛隊と交戦すれば中国海軍が負けるが、中国軍は艦艇数が多くランキング的には日本よりも上位となる。

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4位 日本

日本の潜水艦保有数(2018年4月)

形式 就役数 全長 水中排水量
練習艦(おやしお型) 2隻 82m 3,500トン
おやしお型 9隻 82m 3,500トン
そうりゅう型 9隻 84m 4,200トン
合計 20隻

2018年6月現在、海上自衛隊の潜水艦保有数は、現役就役数18隻+練習艦2隻の合計20隻となっている。

通常型潜水艦としては世界最高性能の「そうりゅう型潜水艦」9隻、「おやしお型潜水艦11隻」(うち2隻は練習艦)を保有している。

2021年には、現役就役数22隻+練習艦2隻の合計24隻となる予定。

 

出典 海上自衛隊HP     「DDH-184 かが」(いずも級護衛艦) 「http://www.mod.go.jp/msdf/formal/gallery/ships/dd/izumo/183.html

ヘリコプター搭載護衛艦

海上自衛隊は、ヘリコプター搭載護衛艦を4隻(いずも型護衛艦2隻、ひゅうが型護衛艦2隻)を保有しており、海外からはヘリ空母(軽空母)と認識されることもある。

  • いずも(DDH-183) 全長248m 基準排水量19,500トン
  • かが(DDH-184) 全長248m 基準排水量19,500トン
  • ひゅうが(DDH-181) 全長197m 基準排水量13,950トン
  • いせ(DDH-182) 全長197m 基準排水量13,950トン

 

イージス艦

艦級 保有数 就役年 満載排水量 全長 BMD機能
こんごう型 4隻 1993年~現役 9,485トン 161m
あたご型 2隻 2007年~現役 10,000トン 165m

あたご型護衛艦2隻、こんごう型護衛艦4隻の合計6隻のイージス艦を保有している。2020年以降、「あたご型の改良型」の2隻の次期イージス艦(基準排水量8,200トン 満載排水量10,070トン)を就役させ合計8隻体制となる予定。

但し、ミサイル防衛能力(BMD)があるイージス艦は「こんごう型」4隻のみで、2018年度末には「あたご型」2隻にBMD機能を付加する改修が終了する見込み。

 

コメント

総海軍兵力では中国より少ないが、局地戦、短期決戦ならば中国海軍よりも海上自衛隊の方が強く、実質的には世界3位と言えるかもしれない。

今後、潜水艦は24隻(うち2隻は練習艦)体制となるが、それでもロシア、中国と比較しても少ない。

潜水艦40隻~50隻、イージス艦20隻~30隻、いずも型護衛艦10隻~20隻になれば、海軍力で世界2位~3位となる可能性もある。
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5位 イギリス

空母クイーンエリザベス( 出典 ROYAL NAVY)

空母

現在、イギリス海軍は「クイーン・エリザベス級」空母2隻を建造中で、1番艦の「クイーン・エリザベス」(全長284m、満水排水量65,000トン)は2017年12月に就航した。

ただし、艦載機としてF-35B戦闘機を30機搭載する予定だが、まだ調達ができていない。F-35Bは2021年頃に配備されると見込まれる。

 

潜水艦

艦種 水中排水量 全長 就役数 建造予定 合計
弾道ミサイル搭載原子力潜水艦 ヴァンガード級 15,980トン 150m 4隻 0 4隻
攻撃型原子力潜水艦 アスチュート級(新型) 7,800トン 97m 3隻 4隻 7隻
攻撃型原子力潜水艦 トラファルガー級(旧型) 5,200トン 85m 3隻  0 3隻
合計 10隻  4隻 14隻

ヴァンガード級弾道ミサイル搭載原子力潜水艦(全長150m 水中排水量15,980トン)を4隻保有している。この潜水艦にはトライデントD5ミサイル16基を搭載できる。

現在、アスチュート級攻撃型原子力潜水艦(全長97m 水中排水量7,800トン)3隻保有しており、最終的に7隻が建造される予定。

今後、旧型のトラファルガー級攻撃型原子力潜水艦(全長85m 水中排水量5,200トン)3隻は、退役する予定となっている。

 

駆逐艦

イギリス海軍は最新型の45型駆逐艦(満載排水量7,350トン)6隻を保有しているが、発電機の容量不足などの問題があり、2019年から大規模改修を実施する予定。

 

フリーゲート艦

現在23型フリゲート艦(満水排水量4,300トン)を13隻保有しているが、より大型の26型フリゲート艦(満水排水量5,400トン)8隻で更新する予定となっている。

 

コメント

イギリスは、今後、核弾道ミサイル搭載原潜4隻を更新し、空母2隻を保有する計画で遠洋展開できる海軍力を持つ方針。

しかし、通常、空母打撃群には3隻~4隻の駆逐艦やフリーゲート艦が随伴するが、イギリス海軍所属の艦艇は不足している。

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6位 フランス

空母

シャルル・ド・ゴール級原子力空母(全長 261m 満水排水量40,60トン)1隻を保有する。イギリスのエリザベス級空母の284mよりも短いが、米空母と同じく蒸気カタパルトを装備している。

艦載機はラファールM、早期警戒機E-2Cなど28機~40機を搭載できる。

 

潜水艦

ル・トリオンファン級弾道ミサイル原子力潜水艦(全長138m 水中排水量14,335トン)4隻を保有する。SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル) 16基を装備している。

 

駆逐艦

  • アキテーヌ級駆逐艦(全長142m 満水排水量6,100トン)ステルス機能あり
  • フォルバン級駆逐艦(全長153m 満水排水量7,050トン)2隻

 

コメント

原子力空母、原子力潜水艦、イージス艦・駆逐艦を保有しており、欧州においてイギリスと並ぶ海軍力を持つ。

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7位 インド

空母

ヴィクラント空母を2020年から3隻就役させる予定

 

潜水艦

アリハント級原子力弾道ミサイル潜水艦4隻就役予定、スコルペヌ型通常潜水艦6隻就航予定となっている。

 

コメント

原子力空母、原子力潜水艦を保有する計画で、中国を意識し海軍力の増強をしている。

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8位 韓国

イージス艦

世宗大級イージス艦3隻を保有している。イージス艦を保有するのは世界で、アメリカ、日本、スペイン、ノルウェーに次いで5か国目となる。

 

潜水艦

通常型潜水艦(ドイツ214型)を5隻保有する。ライセンス生産したが不具合が相次ぎ、運用できているかは不明。

現在、原子力潜水艦の導入を検討している。

 

大型揚陸艦

  • 独島級揚陸艦1隻(1万4000トン級)保有するが、4基の発電機すべてが故障し航行不能となる事故を起こした。
  • 独島級2番艦「馬羅島(マラド)」(全長199m 1万4000トン級)が2018年5月に進水し、2020年に就役する予定。
  • 独島級3番艦「白リョン島」排水量3万トンを建造計画中でF-35Bを搭載する検討をしている。

 

コメント

数字上の兵力はあるが、潜水艦などの不具合、共食い整備などで稼働率は低く、実戦力は10位以下と思われる。

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9位 イタリア

空母

空母「カブール」は2008年就航で、満載排水量2万7000トンの軽空母、AV8Bハリアー8機、ヘリ12機を搭載する。

空母「ジュゼッペ・カリバルディ」1985年就役、満水排水量1万8500トン、垂直離陸機15機またはヘリ17機を搭載する。

 

通常型潜水艦

212A型潜水艦(ドイツ製、水中排水量1,830トン)を4隻保有する。

改サウロ型潜水艦(水中排水量1,631トン)を4隻保有しているが、順次212A型潜水艦に置き換われると予想される。

 

駆逐艦

  • アンドレア・ドリア級2隻
  • デ・ラ・ペンネ級2隻

 

フリーゲート艦

  • ペルガミーニ級6隻(今後4隻建造予定)
  • ルポ級4隻
  • マエストラーレ級7隻

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10位 スペイン

潜水艦

ガレルナ級潜水艦4隻を保有し、AIP(非大気依存推進)搭載のS-80型潜水艦を建造中。

 

フリーゲート艦

アルバロ・デ・バサン級フリーゲート艦(F-100型)5隻はイージスシステムを搭載する。

そうりゅう型潜水艦の潜航深度と性能



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