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安倍首相のロシア重視の外交に、アメリカが不信感

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アメリカ、EUはクリミア併合を理由にロシアに経済制裁を実施している。しかし、安倍首相は、2016年5月、ロシアのプーチン大統領に8項目の経済協力を提案した。

 

8項目の経済協力とは?

経済協力プラン
1 健康寿命の伸長
2 快適・清潔で住みやすく,活動しやすい都市作り
3 中小企業交流・協力の抜本的拡大
4 エネルギー
5 ロシアの産業多様化・生産性向上
6 極東の産業振興・輸出基地化
7 先端技術協力
8 人的交流の抜本的拡大

 

アメリカは安倍首相の訪ロに懸念

2016年2月9日の日米首脳電話会談でオバマ首相は安倍首相のロシア訪問に懸念を伝えていた。これに対して、安倍首相は、日露関係には重大な問題があるとして、ロシア訪問を中止する意思のない答えた。

 

アメリカの懸念の理由

2014年のロシアによるクリミア併合をより、欧米諸国はG8からロシアを除外、ロシアに対して一致して経済制裁を実施している。その状況で日本がロシアに接近することにオバマ政権は不信感を持っている。

2016年5月の安倍首相の8項目の経済協力プラン提示により、アメリカの不信感はますます増大するだろう。

 

なぜ、安倍首相とオバマ大統領は仲が悪いのか?

オバマ大統領が大統領選に勝利したのは、ワシントンの中国系の大物ロビイストがオバマを支持し、中国系アメリカ人の票がオバマに入ったことから始まる。

中国系ロビイストは、オバマ政権と親密な関係を構築し、「安倍首相は、第二次世界大戦の結果を覆す歴史修正主義者である」と吹き込んだ。これはかなり大規模なロビー活動で、アメリカのメディアも巻き込んでいった。

その結果、安倍首相は2013年に靖国参拝した時はアメリカ側は「失望した」と安倍首相をに否定的な考えを表現した。それ以降、安倍首相は靖国参拝をを断念する結果となり、安倍首相もオバマ政権が中国勢力に取り込まれていると不信感を持つようになった。

 

安倍首相は日米安保重視ではないか?

安倍首相は安保関連法案を成立させており、日米安保重視と思われる。しかし、中国に取り込まれたオバマ政権については、やや距離を置く姿勢が見える。

 

オバマ大統領の広島訪問

オバマ大統領の広島訪問は、オバマ大統領が日本を重視しているのではなく、単に政治的遺産(レガシー)を作るためにすぎない。アメリカが日本重視に変化したということではない。

 

アメリカのロビイスト

アメリカの政治において、ロビイストを使うのは常識で、大手のロビイスト事務所の売上は年間50~60億円に達する。それ以外の活動も含めると年間100億円を使う国もある。

 

トランプ氏の発言の変化

2016年4月2日 トランプ氏は「北朝鮮が韓国や日本と戦争しても、それは彼らの戦争だ」と朝鮮半島軍事不介入ともとれる発言をしていた。

しかし2016年5月16日 トランプ氏の外交アドバイザーは「トランプ氏は同盟国である韓国を放棄しない」と発言した。この変化は、韓国系のロビイストが動いている可能性がある。

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