CTAとは?
(Commodity Trading Advisor)を略してCTAという。トレンドフォロー型投資と言われる。
トレンドフォロー型投資とは、「相場が値上がりすれば、買い」、逆に「値下がりするなら売る」という投資方法で、運用資産は20兆円と言われる。
CTAはレンジ相場が苦手
CTAはトレンドフォロー型投資なので、「トレンド」がはっきりしない「レンジ相場」では利益をだせない。相場は1ケ月近くも「レンジ相場」で膠着すると、CTAは身動きが取れない。
したがって、CTAは「レンジ相場」と判断した場合、ポジションを少なくする可能性がある。具体的には、2015年8月からCTAは売りポジションだったが、2015年10月のレンジ相場から、ポジションを買い戻す動きをしていると考えれらる。
CTAは経済が分かっていない
CTAを運用しているのは、欧米の大学院で数学や物理学を勉強した者が多い。Ph.Dという博士号をもっている者も多い。
株価や為替のチャートを見て、まるで科学実験の結果を解析するように、相場を予想する。しかし、経済のファンダメンタルズや国際情勢には疎い。
結局、CTAはチャートしか見ていない。欧米の一流大学院の数学、物理学修了の優秀なトレーダーなら、チャートだけで利益をだせるのだ。
CTAの投資対象
CATは運用額が大きいため。流動性の大きい銘柄を投資対象とする。外国為替や日経平均連動ETFなどだ。日本の小型株などは投資対象としていない。