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海自、F-35Bの空母運用の本当の目的は「ニフカ」(NIFC-CA)か?

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防衛省は、海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」を改修し、F-35Bステルス戦闘機(短距離陸・垂直着陸型)が離着艦できるようにすると報道された。

空中給油なしで24時間体制で離島防衛する拠点として運用するためとされるが、尖閣列島から170kmの石垣島、宮古島を防衛拠点にする方がいい。

石垣島、宮古島に2,000m級の飛行場が建設できないとしても、F-35Bであれば、「いずも」の全長248m程度の滑走路があれば、離着陸できるはずだ。

したがって、F-35Bの導入は単なる離島防衛というだけでは説明できない。

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護衛艦「いずも」と米海軍 強襲揚陸艦「ワスプ」のスペック

艦級 いずも型(海自) ワスプ級強襲揚陸艦(米海軍)
満載排水量 26,000トン 40,650トン~41,335トン
全長 248m 257.3m
全幅 38m 42.7m
吃水 7.3m 8.0m
就航 2015年~現役 1989年~現役
ヘリ搭載数 14機 42機
戦闘機搭載数 10機(F-35B) 20機(ハリアー)

米海軍は強襲揚陸艦「ワスプ」にF-35Bを搭載する計画があり、海上自衛隊がヘリ空母「いずも」にF-35Bを搭載するのは軍事的におかしくはない。

しかし、艦載機が10機というのは、それだけでは搭載機数が足りない。やはり米軍との共同作戦を念頭にしているのかもしれない。

 

ニフカ(NIFC-CA)とは?

水平線の向うから敵戦闘機が超音速ミサイルを発射してきた場合、防御時間が20秒程度しかなく、艦船は撃沈される可能性が高い。

そこでF-35Bを艦艇の前面に展開し、敵のミサイルを発見し、データリンクしたイージス艦(ベースライン9)から迎撃ミサイル(SM-6)を発射する仕組みが開発された。

そのシステムが「ニフカ(NIFC-CA  Naval Integrated Fire Control-Counter Air)」だ。

 

F-35Bの導入機数

自衛隊は既に空軍仕様のF-35Aを42機発注している。その一部(10機)をF-35Bに変更する案と、別途、F-35Bを追加購入する案がある。

F-35A 空軍型
F-35B 海兵隊型 STOVL・短距離陸・垂直着陸
F-35C 空母艦載機型

 

護衛艦「いずも」の改修

「いずも」の飛行甲板をF-35Bのジェットエンジンの高温高圧の排気に耐えられるように「耐熱甲板」に改修すると思われる。さらに、離陸用の「スキージャンプ型甲板」を設置するという案もある。

 

コメント

尖閣列島の防衛を考えると、中国は第4世代戦闘機700機保有しているのに対して、日本の航空自衛隊はF-15J(改修機)100機、F-2戦闘機92機の合計192機しかない。

空軍力では、中国が圧倒的に有利になっている。

さらに中国大陸は尖閣列島から最短で330kmで、そこに「S-400」という射程400kmマッハ6のミサイルを配備すれば、航空自衛隊の戦闘機は尖閣周辺に接近すらできなくなる。

日本が尖閣列島を防衛するには、航空機では太刀打ちできないので、尖閣から170kmの宮古島や石垣島にミサイルを配備しないといけない。

しかし、沖縄県知事は宮古島、石垣島の自衛隊ミサイル基地建設を実質的に遅らす環境アセスメント条例を改正する方針で、自衛隊のミサイル基地の配備が進まない可能性がでてきた。

そうなると、空軍力で圧倒的優位の中国軍に対して、日本の自衛隊はイージス艦のSM-6ミサイル(射程370km)で迎撃するしかない。

しかし、イージス艦も水平線外からの超音速ミサイル攻撃で撃沈される可能性がある。

そこで、F-35Bを「いずも」に搭載し、イージス艦の防衛に任るというのが導入の目的と思われる。

尖閣から170km離れた石垣島、宮古島に滑走路長さ250mを作っても離着陸はできるが、尖閣周辺に展開する海自イージス艦を中国軍の超音速ミサイルから防衛できないので、「いずも」にF-35Bを搭載するしか選択肢がない。

 

中国の反応

中国が尖閣列島を占領するためは「いずも」の空母化は、不利だ。

そのため、中国は、親中国派の日本の議員、マスコミを総動員して、「いずも」の空母化を阻止すると予想される。

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