出典 US.NAVY
この「世界の海軍力ランキング」は世界各国の通常兵器による海軍総兵力のランキングであって、必ずしもランキング上位国がランキング下位国と戦争して勝つわけではない。
例えば、中国は3位、日本は4位だが、日本周辺海域に限定すれば日本の海上自衛隊の方が強い。
また、個人ブログによるランキングで100%の正確性はありません。
1位 アメリカ海軍(US.NAVY)
出典 US.NAVY
原子力空母(CVN aircraft carrier)
艦種 | 満載排水量 | 全長 | 船体幅 | 飛行甲板幅 | 出撃回数 | 就役数 |
ニミッツ級空母 | 95,413トン~102,000トン | 330m~333m | 41m | 76.8m | 120回/日 | 10隻 |
ジェラルド・R・フォード級 | 101,600トン | 333m | 41m | 78m | 160回/日 | 1隻 |
合計 | 11隻 |
米海軍は、ニミッツ級原子力空母10隻と2017年に就役した「ジェラルド・R・フォード級原子力空母」1隻の合計11隻の空母を保有する。
2020年現在、もう一隻のジェラルド・R・フォード級原子力空母「ジョン・F・ケネディ」を建造中で2022年に空母12隻体制となる予定。
ニミッツ級空母1隻には70機のF/A-18戦闘機、ヘリコプターなどの艦載機を搭載でき、中位国1国の空軍力に匹敵する。
最新鋭のジェラルド・R・フォード級空母は排水量101,600トンで全長333m、F-35Cなど艦載機を75機搭載でき、電磁式カタパルトを採用したことで、出撃回数が、約3割(120回/日→160回/日)増加した。
原子力潜水艦(SSBN SSN)
出典 US.NAVY
米海軍は、69隻の原子力潜水艦を保有するが、通常型潜水艦は保有していない。
水中排水量 | 全長 | 潜航深度 | 保有数 | ||
戦略型原子力潜水艦(SSBN) | オハイオ級原子力潜水艦 | 18,750トン | 170.67m | 300m(最大500m) | 14隻 |
トマホーク搭載戦略ミサイル原子力潜水艦 | 改良型オハイオ級原子力潜水艦 | 18,750トン | 170.67m | 300m(最大500m) | 4隻 |
攻撃型原子力潜水艦(SSN)最新型 | バージニア級原子力潜水艦 | 7,800トン | 114.8m | 488m | 19隻 |
攻撃型原子力潜水艦(SSN)前級 | シーウルフ級原子力潜水艦 | 9,150トン | 107.6m | 610m | 3隻 |
攻撃型原子力潜水艦(SSN)前々級 | ロサンゼルス級原子力潜水艦 | 6,927トン~7,177トン | 109.73m | 450m(最大750m) | 29隻 |
合計 | 69隻 |
米海軍は、将来的にロサンゼルス級原潜を退役させ、バージニア級攻撃型潜水艦を30隻まで増補する予定。
シーウルフ級は1989年から建造し1997年に就役した。1980年代の冷戦中に計画され旧ソ連の「アクラ型原潜」に対抗して、HY100鋼材(NS-80相当)を使用するなど超高性能潜水艦となった。
しかし、建造費が21億ドル(約2,200億円)と高額になったことや冷戦終結により、3隻を建造しただけで建造中止になった。
バージニア級は冷戦終結後に開発され、前級のシーウルフ級ほどの超高性能ではなく、低コストな原子力潜水艦となっている。
小規模な地域紛争が増加したため、2007年に弾道ミサイルを搭載する「オハイオ級潜水艦」を改良し、トマホークミサイル154発を搭載できる「改良型オハイオ級」潜水艦を4隻保有している。
艦種 | 隻数 |
戦略原潜(SSBN) | 14隻 |
攻撃原潜(SSN) | 54隻 |
空母 | 11隻 |
強襲揚陸艦 | 10隻 |
巡洋艦 | 22隻 |
駆逐艦 | 69隻 |
沿海域戦闘艦22隻、輸送揚陸艦23隻、掃海艦8隻、戦闘補給艦30隻、その他の支援艦艇33隻 | 116隻 |
合計 | 296隻 |
世界の海軍兵力の50%を保有していると言われ、世界一の圧倒的海軍力を有する。現在の296隻体制を355隻体制に増強する計画がある。
2位 ロシア海軍(RusNavy)
出典 RusNavy(ロシア海軍)
潜水艦
水中排水量 | 全長 | 潜航深度 | 保有数(建造中) | ||
戦略型原子力潜水艦(SSBN) | ボレイ型原潜 | 24,000トン | 170m | 380m~450m | 4隻(4隻建造中) |
デルタ型原潜 | 12,100トン | 167m | 9隻 | ||
タイフーン型原潜 | 48,000トン | 175m | 500m | 1隻 | |
巡航ミサイル搭載原潜(SSGN) | ヤーセン型原潜 | 13,800トン | 130m | 1隻(5隻建造中) | |
オスカー型原潜 | 19,400トン | 150m | 520m~600m | 7隻 | |
攻撃型原子力潜水艦(SSN) | アクラ型原潜 | 12,700トン | 110m | 600m | 11隻 |
シエラ型原潜 | 10,400トン | 110m | 600m | 3隻 | |
ヴィクター型原潜 | 7,900トン | 107m | 400m~600m | 4隻 | |
哨戒潜水艦(SSK) | ラーダ型通常型 | 2,700トン | 72m | 300m | 1隻(2隻建造中) |
キロ級通常型 | 3,000トン~3,950トン | 70m~74m | 240m~300m | 20隻(4隻建造中) | |
合計 | 61隻(15隻建造中) |
ロシア海軍は20隻のキロ級通常型潜水艦を保有している。キロ級潜水艦は1982年就役の古い潜水艦で潜航深度も300mだが、完成度が高く、中国、インド、ベトナムなどの海軍が採用している。
2022年現在でも、通常型潜水艦としては、日本の「そうりゅう型」潜水艦に次ぐ性能を有する。
最新の「ボレイ型原子力潜水艦」は、排水量24,000トン、全長170mと巨大な戦略ミサイル潜水艦で、現在3隻が就役している。
2020年までに北方艦隊4隻、太平洋艦隊4隻の合計8隻が就役する予定で、順次、前型のタイフーン級戦略ミサイル潜水艦5隻と入れ替えると見られる。
ミサイル巡洋艦
キーロフ級原子力ミサイル巡洋艦を保有し、西側から空母キラーと呼ばれている。
空母
1991年就航の空母「アドミラル・グズネツォフ」1隻を運用しており、航空機36機を搭載できるが、スキージャンプ方式のため艦載機の重量制限もあり米空母と比較すると攻撃力は小さい。
ロシア海軍の空母は米国相手には通用しないが、空母を保有しないロシア近隣諸国にとっては脅威となりえる。
ロシアのミサイル技術は高く、それらを搭載した原子力潜水艦、ミサイル巡洋艦などは米空母艦隊の脅威となっており、また、中国などに輸出している。
3位 中国海軍
中国外軍は、旧ソ連で建造途中だった空母「ヴァリャーグ」を購入し、その後完成させた「空母 遼寧」、新造空母「山東」の合計2隻を保有する。
3隻目の新造空母「福建」が2022年6月17日に進水し、2024年に就役する予定。
今後、「福建」を含め通常型空母2隻と原子力空母2隻を就役させる予定。
満載排水量 | 全長 | 全幅 | 艦載機 | 速度 | 就役数 | |
遼寧(001型) | 67,500トン | 305m | 78m | 20機 | 20ノット | 1隻 |
山東(002型) | 70,000トン | 315m | 75.5m | 36機 | 31ノット | 1隻 |
福建(003型) | 85,000トン | 315m | 76m | 40機 | 31ノット | 0隻 |
合計 | 2隻 |
レンハイ級ミサイル駆逐艦(出典 防衛省)
中国海軍は、アジア最大級の水上戦闘艦「レンハイ級(055型)ミサイル駆逐艦(排水量12,300トン)」を6隻就役させており、現在も圧倒的スピードで兵力を増強している。
潜水艦
中国海軍は、新型潜水艦44隻、旧型潜水艦25隻の合計69隻を保有している。
中国海軍の新型潜水艦
型式 | 隻数 | 全長 | 水中排水量 | |
唐級(096型) | 0隻 | 戦略型原子力潜水艦(SSBN)(2025年就役予定) | ||
晋級(094型) | 7隻 | 戦略型原子力潜水艦(SSBN) | 137m | 12,000トン |
商級(093型) | 6隻(推定) | 攻撃型原子力潜水艦(SSN) | 107m | 7,000トン |
キロ級 | 12隻 | 攻撃型通常動力潜水艦(SS) | 70~74m | 約4,000トン |
宋級(039型) | 14隻 | 攻撃型通常動力潜水艦(SS) | 75m | 2,300トン |
元級(041型 039A型) | 12隻 | 攻撃型通常動力潜水艦(SS) | 72m | 2,400トン |
合計 | 51隻 |
中国海軍 旧型潜水艦
型式 | 就役年 | 隻数 | 全長 | 水中排水量 | |
夏級(092型) | 1983年 | 1隻 | 弾道ミサイル搭載「原潜」 | 120m | 7,000トン |
漢級(091型) | 1974年 | 3隻 | 攻撃型「原潜」 | 98m | 5,500トン |
明級(035型) | 1971年 | 21隻 | 攻撃型通常動力潜水艦 | 76m | 2,100トン |
合計 | 25隻 |
中国海軍は新旧合わせて72隻の潜水艦を保有し、そのうち新型の攻撃型潜水艦だけでも28隻(原潜2隻、通常型26隻)を保有している。
2021年4月23日、7隻目の晋級(094型)戦略型原子力潜水艦(SSBN)が就役した。この潜水艦には射程1万km以上の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「巨浪3(JL3)」が搭載可能と言われる。
一方、日本の自衛隊は2022年3月現在、24隻(現役22隻、練習艦2隻)の潜水艦しか保有しておらず、数的に海上自衛隊が劣勢になっている。
レンハイ級ミサイル駆逐艦
出典 防衛省
ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦
出典 防衛省
ジャンカイII級フリゲート
出典 防衛省
艦種 | 隻数 |
戦略原潜 | 6隻 |
攻撃原潜 | 8隻 |
通常動力型潜水艦 | 56隻 |
空母 | 2隻(+1隻進水) |
強襲揚陸艦 | 1隻 |
巡洋艦 | 4隻 |
駆逐艦(レンハイ級055型駆逐艦など) | 35隻 |
フリーゲート艦 | 42隻 |
コルベット | 62隻 |
ミサイル艇 | 94隻 |
中国軍は伝統的に陸軍を強化してきており、海軍力は沿岸展開する程度だった。しかし、近年、中国の経済成長を背景に積極的に海洋進出しており急速に近代化している。
現在のところ、日本の海上自衛隊と交戦すれば自衛隊が勝利するが、中国軍は艦艇数が多くランキング的には日本よりも上位となる。(ソースが異なるため、上記の隻数と一致しない)
日本の潜水艦保有数(2024年3月)
形式 | 就役数 | 全長 | 水中排水量 |
おやしお型 | 8隻(+練習艦2隻) | 82m | 3,500トン |
そうりゅう型 | 12隻 | 84m | 4,200トン |
たいげい型 | 2隻(+試験艦1隻) | 84m | 4,300トン |
合計 | 22隻(+練習艦2隻+試験艦1隻) |
2022年3月に、海上自衛隊は現役潜水艦22隻体制が完成した。練習艦2隻と試験艦1隻も含めると潜水艦合計25隻となる。
出典 海上自衛隊HP 「DDH-184 かが」(いずも級護衛艦) 「http://www.mod.go.jp/msdf/formal/gallery/ships/dd/izumo/183.html
ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)
海上自衛隊は、ヘリコプター搭載護衛艦を4隻(いずも型護衛艦2隻、ひゅうが型護衛艦2隻)を保有している。「いずも」と「かが」の2隻は早ければ2026年度にも改修を完了しF-35Bを約10機搭載する軽空母となる。ちなみにF-35Bの合計調達予定数は42機。
- いずも (DDH-183)全長248m 基準排水量19,500トン
- かが (DDH-184) 全長248m 基準排水量19,500トン
- ひゅうが(DDH-181)全長197m 基準排水量13,950トン
- いせ (DDH-182) 全長197m 基準排水量13,950トン
あたご(あたご型イージス艦)出典 海上自衛隊
イージス艦
艦級 | 保有数(予定) | 就役年 | 満載排水量 | 全長 | BMD機能 |
こんごう型 | 4隻 | 1993年~現役 | 9,485トン | 161m | 〇 |
あたご型 | 2隻 | 2007年~現役 | 10,000トン | 165m | 〇 |
まや型 | 2隻 | 2020年~現役 | 10,250トン | 170m | 〇 |
イージスアショアの代替艦 | (2隻) | 2027年度~2028年度 | 20,000トン | 210m | 〇 |
あたご型護衛艦2隻、こんごう型護衛艦4隻、まや型護衛艦2隻の合計8隻のイージス艦を保有している。
さらに陸上配備型イージスアショアの代替としてより大型のイージス艦2隻を建造する予定で、完成すればイージス艦は合計10隻となる。
海軍総兵力では中国より少ないが、局地戦、短期決戦ならば中国海軍よりも海上自衛隊の方が強く、実質的には世界3位と言えるかもしれない。
潜水艦は22隻体制(練習艦2隻を含め24隻体制)が完成したが、ロシア、中国と比較しても少ない。
潜水艦40隻、イージス艦20隻、いずも型護衛艦10隻まで増強すれば、海軍力で世界2位~3位となる可能性もある。
5位 イギリス海軍(ROYAL NAVY)
空母クイーンエリザベス( 出典 ROYAL NAVY)
空母
イギリス海軍は空母「クイーン・エリザベス」(全長284m、満載排水量67,700トン)を2017年12月に就航させた。さらに同型艦「プリンス・オブ・ウェールズ」を2019年12月に就役させた。
ただし、艦載機としてF-35Bステルス戦闘機を30機搭載(ヘリを含め40機)する予定だが、まだ全機は調達できていない。そのため米海兵隊のF-35Bステルス戦闘機14機を搭載している。
原子力潜水艦
艦種 | 級 | 水中排水量 | 全長 | 就役数 | 今後建造予定数 | 合計 |
戦略原子力潜水艦 | ヴァンガード級 | 15,980トン | 150m | 4隻 | 0 | 4隻 |
攻撃型原子力潜水艦 | アスチュート級(新型) | 7,800トン | 97m | 4隻 | 3隻 | 7隻 |
攻撃型原子力潜水艦 | トラファルガー級(旧型) | 5,200トン | 85m | 3隻 | 0 | 3隻 |
合計 | 11隻 | 3隻 | 14隻 |
ヴァンガード級弾道ミサイル搭載原子力潜水艦(全長150m 水中排水量15,980トン)を4隻保有している。この潜水艦にはトライデントD5ミサイル16基を搭載できる。
現在、アスチュート級攻撃型原子力潜水艦(全長97m 水中排水量7,800トン)4隻保有しており、最終的に7隻が建造される予定。
今後、旧型のトラファルガー級攻撃型原子力潜水艦(全長85m 水中排水量5,200トン)3隻は、退役する予定となっている。
駆逐艦
イギリス海軍は最新型の45型駆逐艦D級(満載排水量7,350トン)6隻を保有しているが、発電機の容量不足などの問題があり、2019年から大規模改修を実施する予定。
フリーゲート艦
現在23型フリゲート艦(満水排水量4,300トン)を13隻保有しているが、より大型の26型フリゲート艦(満水排水量5,400トン)8隻と小型の次級31e型5隻で更新する予定。
イギリスは、弾道ミサイル搭載原子力潜水艦4隻、空母2隻を保有し遠洋展開できる海軍力を持つ。
しかし、通常、空母打撃群には3隻~4隻の駆逐艦やフリーゲート艦が随伴するが、イギリス海軍所属の艦艇は不足している。
また、空母艦載機F-35Bの就役は2021年の予定で、それまでは、空母としての威力を発揮できない。
6位 フランス海軍(Marine nationale)
原子力空母
シャルル・ド・ゴール級原子力空母 (出典 フランス海軍 Marine nationale)
フランス海軍は、シャルル・ド・ゴール級原子力空母(全長 261m 満載排水量43,200トン)1隻を保有する。
イギリスのエリザベス級空母の全長284mよりも短いが、米空母と同じく蒸気カタパルトを装備している。ラファールM、早期警戒機E-2Cなどの艦載機28機~40機を搭載できる。
2038年には新型空母(全長300m 満載排水量75,000トン)を就役させる予定。
艦式 | 満載排水量 | 全長 | 最大速度 | 動力 | カタパルト | 搭載機数 | 就役 | 隻数 |
シャルル・ド・ゴール級 | 43,200トン | 261m | 27ノット | 原子力2基 | 蒸気式 | ラファールMなど戦闘機22機~28機、早期警戒機E-2Cなど6機 | 2001年 | 1隻 |
次期空母 | 75,000トン | 300m | 原子力2基 | 電磁式 | 戦闘機30機+E-2D早期警戒機 | 2038年 | 1隻 |
潜水艦
ル・トリオンファン級戦略原子力潜水艦(全長138m 水中排水量14,335トン)4隻を保有し、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル) 16基を搭載している。
また、リュビ級攻撃型原子力潜水艦も6隻保有している。
2020年、新型のシュフラン級(計画名バラクーダ型)攻撃型原子力潜水艦(全長99m 水中排水量5,300トン)1隻がフランス海軍に引き渡された。
駆逐艦
- アキテーヌ級駆逐艦(全長142m 満水排水量6,100トン)ステルス機能あり
- フォルバン級駆逐艦(全長153m 満水排水量7,050トン)2隻
原子力空母、原子力潜水艦、イージス艦・駆逐艦を保有しており、欧州においてイギリスと並ぶ海軍力を持つ。
7位 インド海軍
空母
- ヴィクラント空母( 満載排水量40,862トン 全長262m)を2022年9月に就航させた。
- 今後、3隻目の空母も就役させる予定。
- ヴィクラマーディティヤ空母はロシアから購入した空母で、満水排水量45,500トン 全長284m。ミグ29戦闘機24機、対潜ヘリ10機を搭載できる。
満載排水量 | 全長 | 全幅 | 艦載機 | 速度 | 就役数 | |
ヴィクラマーディティヤ空母 | 45,500トン | 284m | m | ミグ29戦闘機24機、対潜ヘリ10機 | 1隻 | |
ヴィクラント空母) | 40,862トン | 262m | 62m | 30機 | 28ノット | 1隻 |
合計 | 2隻 |
潜水艦
- アリハント級原子力弾道ミサイル潜水艦4隻 就役予定
- スコルペヌ型通常潜水艦6隻 就航予定
原子力空母、原子力潜水艦を保有する計画で、中国を意識し海軍力の増強をしている。
8位 韓国海軍
イージス艦(世宗大級)を3隻を保有している。イージス艦を保有するのは世界で、アメリカ、日本、スペイン、ノルウェーに次いで5か国目となる。
潜水艦
- 張保皐(チャン・ボゴ)-級(209級)潜水艦 1,200トン 9隻
- 張保皐(チャン・ボゴ)-II級(214級)潜水艦 1,800トン 9隻
- 張保皐(チャン・ボゴ)-Ⅲ級(214級)潜水艦 3,000トン 6隻
通常型潜水艦(ドイツ209型)を9隻、通常型潜水艦(ドイツ214型)を9隻の合計18隻を保有する。
しかし、ライセンス生産の不具合が相次ぎ、運用できているかは不明。
214型潜水艦を韓国独自で大型化したKSS-III潜水艦3,000トンを6隻保有しており、VSL(垂直発射管)6基を装備し、射程500kmの弾道ミサイル(玄武-B2)を発射できる。
今後、通常型潜水艦3,600トン、通常型潜水艦4,000トンを建造し、その後「原子力潜水艦」の導入を検討している。
大型揚陸艦
- 独島級揚陸艦1隻(1万4000トン級)保有するが、4基の発電機すべてが故障し航行不能となる事故を起こした。
- 独島級2番艦「馬羅島(マラド)」(全長199m 1万4000トン級)が2018年5月に進水し、2020年に就役する予定。
- 独島級3番艦「白リョン島」排水量3万トンを建造計画中でF-35Bを搭載する計画。
数字上の兵力はあるが、潜水艦などの不具合、共食い整備などで稼働率は低く、実戦力は10位以下と思われる。
9位 イタリア海軍
空母空母「カブール」は2008年就航で、満載排水量2万7000トンの軽空母、AV8Bハリアー8機、ヘリ12機を搭載する。
空母「ジュゼッペ・カリバルディ」1985年就役、満水排水量1万8500トン、垂直離陸機15機またはヘリ17機を搭載する。通常型潜水艦212A型潜水艦(ドイツ製、水中排水量1,830トン)を4隻保有する。
改サウロ型潜水艦(水中排水量1,631トン)を4隻保有しているが、順次212A型潜水艦に置き換われると予想される。駆逐艦
- アンドレア・ドリア級2隻
- デ・ラ・ペンネ級2隻
フリーゲート艦
- ペルガミーニ級6隻(今後4隻建造予定)
- ルポ級4隻
- マエストラーレ級7隻
潜水艦
- ガレルナ級潜水艦4隻を保有し、AIP(非大気依存推進)搭載のS-80型潜水艦を建造中。
フリーゲート艦
- アルバロ・デ・バサン級フリーゲート艦(F-100型)5隻はイージスシステムを搭載する。