オバマ政権とプーチン政権はロシアのクリミア編入問題などで対立している。しかし、トランプ氏が大統領になれば、プーチンと協調できる可能性がでてきた。
プーチン大統領とトランプ氏
2016年4月27日 トランプ氏は外交演説で「ロシアとの緊張緩和、関係改善は可能」と述べた。このことはロシア側には好意的に受け取られた。また、プーチン大統領とトランプ氏は個人的に相性がいいと見られている。
トランプ氏は「アメリカ第一主義」なので、ロシアに対してアメリカの国益を譲ることはしない。しかし、中東やアジアにおいて、アメリカの国益と無関係なことについては、ロシアの行動を容認する可能性がある。
安倍首相とプーチン大統領
安倍首相とプーチン大統領は個人的に親しいとされる。ロシア人は単純に体の大きい人間が好きだ。森元首相はまさにロシア人の好きな体形をしている。安倍首相はその森派であり、森元首相のロシアとの仲介で、安倍首相とプーチン大統領は親しいとされる。
もちろん、安倍首相は北方領土返還や中国をけん制するためにロシアに接近しているのだろう。
プーチン大統領とオバマ大統領
プーチン大統領にとってオバマ大統領は理想主義を掲げるだけの青臭い政治家だ。しかし、トランプ氏は、現実主義で駆け引きのできる交渉相手とみなしている。
したがって、トランプ氏が大統領になれば、ロシアとアメリカの関係改善の可能性は十分にある。
トランプ氏、プーチン大統領、安倍首相
トランプ氏とプーチン大統領の個人的信頼関係ができれば、安倍首相もそこに参加して、プーチン、トランプ、安倍の3ヵ国の協調体制ができる可能性がある。
ロシア、アメリカ、日本の3ヵ国にとって、中国の拡大主義は懸念材料であり、3ヵ国協調体制で中国をけん制する可能性はある。
中国は豪の次期潜水艦受注問題で、日米豪の3ヵ国体制にくさびを打ち込んできた。オーストラリアは親中派政権が誕生している。したがって、アメリカ、ロシア、日本の3ヵ国で中国をけん制することは十分可能性がある。
まとめ
中国は在日米軍撤退、縮小を掲げるトランプ氏を応援する可能性がある。トランプ氏が共和党の大統領候補になる確率は7~8割、さらに大統領になる確率は3割程度と予想される。