中国軍は自衛隊に勝てない
総合的に判断すると、中国軍が尖閣で日本の自衛隊に勝つ可能性は1%もない。そこで中国軍は沖縄独立作戦を目論んでいる可能性がある。
中国海警局船が尖閣列島の接続水域・領海に侵入を繰り返しているが、すぐには軍事的に占領する可能性は低い。
むしろ、その目的は自衛隊や日本国民の疲弊をねらうものであり、中国国内向けの可能性が高い。
ただ、中国が尖閣列島の領有を諦めたのではない。
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中国軍が尖閣を占領できない理由
海上自衛隊の「そうりゅう型潜水艦」は水深700m~900mまで潜航でき、中国軍から発見されず、攻撃もされない。
その状態から「そうりゅう型潜水艦」は、一方的に89式魚雷で中国艦船を撃沈できる。中国海軍が海自に勝てる確率は1%もない。
ただ、そうりゅう型潜水艦は平時に尖閣周辺に最大3隻しか展開していないことから、搭載する魚雷を打ち尽くせば、尖閣海域から離れないといけない。本土から応援の「そうりゅう型潜水艦」が尖閣に到着するのは1日~2日かかる。
中国軍艦艇100隻が尖閣に飽和攻撃を仕掛けてきた場合、第一次戦闘で、そうりゅう型潜水艦の魚雷攻撃で50隻が撃沈されるが、中国艦艇50隻は残存する。
しかし、中国軍が、優勢を保てるのは、本土からの「そうりゅう型潜水艦」が尖閣に到着するまでの1日~2日だけしかない。
結局、中国軍は尖閣を占領しようとしても、うまくいって1日~2日しか上陸できないことになる。
沖縄独立シナリオ
中国が沖縄独立を画策しているのは事実だが、これは50年、100年単位の話なのだ。
また、軍事シナリオというのは、必ずしもすぐに実行されるものではない。
例えば、アメリカ軍は北朝鮮を先制攻撃する「作戦計画5015」というシナリオを作っているが、必ずしもすぐに実行されるものではない。
それと同じで中国軍の沖縄独立シナリオも、すぐに実行されるとは限らない。
きっかけは、日本の憲法改正または、大災害か?
沖縄独立は、まず、平時では起こらないだろう。日本がなんらかの騒乱状態になったときに、実行される可能性がある。
そのために、中国軍自らが日本国内の工作員を利用して騒乱状態を作り出すことも考えられる。
例えば、憲法改正の動きがあれば、日本の国会周辺は数万人の群衆に取り囲まれ、そこに中国人工作員が加勢すれば、騒乱状態になる。
実際、長野オリピックのとき、善行寺に中国人留学生数千人が集結し、騒乱状態になった。
これよりももっと大規模なことが起こる可能性がある。
沖縄県庁で沖縄独立宣言か?
日本国内には中国人が65万人いる。また、観光客も年間500万人に上る。観光客の平均滞在日数を5日とすると中国人が常に6万8000人が日本に滞在していることになる。また、大型客船は1度に3,000人の乗客(工作員)を運べるし、武器も搭載できる。
したがって、中国が工作員2万人~3万人を沖縄にを送り込むことは簡単だ。彼らと沖縄に集結した左翼運動家を合計すれば5万人規模になる。
一方、沖縄県警は2,500人の警察官しかいないので、とても5万人を制御できない。中国軍工作員と日本の左翼活動家5万人は簡単に沖縄県庁を占拠し、一方的に「沖縄独立」を宣言する。
同時に琉球臨時政府樹立を宣言、戒厳令(夜間外出禁止)を発令。事前に沖縄入りしていた中国政府福岡総領事との間で中国と安全保障条約を締結し、中国軍の沖縄駐留を認める。
直後に、沖縄本島近海に待機していた中国軍5万人が沖縄に上陸、沖縄全土を1日で占拠する。
まとめ
現実的には沖縄の独立の可能性は低いが、世界的な非常事態が起こればありえないことではない。
実際に、沖縄の某大学教授は「日本が憲法改正すれば沖縄は独立する」と発言しており、翁長知事は2015年9月21日(現地時間)国連人権理事会で「沖縄人は先住民」と発言している。
民族自決の原則から、沖縄が日本から独立するシナリオは国際的に容認される可能性がある。実際に、欧米の一部の国際機関では「アイヌ人と沖縄人は日本の先住民である」と認識を示している。