VWはどんな不正をしたのか?
自動車のハンドルの位置、アクセスの開度、踏み込み時の加速度などから検査されているとコンピューターが判断すると、検査用のプログラムが働き排ガスが少なくなるエンジン制御を行うものだ。
VW(フォルクスワーゲン)社とは?
1937年設立、「フォルクスワーゲン」とはドイツ語で「国民の車」という意味。「ビートル」「ゴルフ」など小型車に強い。
世界の自動車販売台数
2004年、自動車販売
1位 GM(米国 900万台)、2位 トヨタ(760万台)、3位 VW(500万台)
2014年
1位 トヨタ(1015万台)、2位 VW(1014万台)、3位 GM(992万台)
VWは2004年の約500万台から2014年には1014万台と倍増している。近年はトヨタ、GMと世界販売の首位を争う状態。
VWの地域別世界販売台数
欧州—395万台
中国—368万台
北米—90万台
南米—80万台
日本—10万台
欧州と中国での販売は伸びているが、北米市場での販売はやや弱い。
VWの不正車販売の背景
世界販売でトヨタやGMを抜いて、世界一になろうとした可能性が高い。また北米市場での販売が伸び悩んでいるので、北米市場で「環境性能」をアピールして販売する必要があった。
しかし、ハブリッド車ではトヨタに出遅れてるため、「クリーンディーゼル」で環境対応していることをアピールする狙いがあった。
クリーンディーゼルとは?
ディーゼルエンジンは燃費がいい=温室効果ガス(二酸化炭素CO2)の排出が少ない。また低回転トルクが大きく、バスやトラックに搭載されてきた。
近年はターボ技術の向上により小型ディーゼルエンジン+ターボ加給により、低燃費を維持したまま、高出力を出せるようになった。
なぜ欧州ではディーゼル車が売れるのか?
実は欧州では、販売される乗用車の半数はディーゼルエンジン車だ。欧州はアウトバーンなど150km/hで長時間ドライブすることが多く、ハイブリッド車では燃費改善効果が少ない。
というのもハイブリッド車は、減速時に運動エネルギーを電気エネルギーに変換して、燃費改善する。
高速道路では減速運転がすくないので、ハイブリッド車のメリットがいかせない。ハイブリッド車は渋滞の多い日本の市街地運転で燃費改善効果が高い。