那覇空港を離陸したE-2C(2018年4月3日撮影)
2018年4月3日、中国海警局船が日本の尖閣列島沖を領海侵犯した。
これに対して、日本のメディアは「海上保安庁の巡視船が対応している」とだけ報道している。
しかし、現実には、中国船の領海侵入に対して、那覇基地から航空機が6機発進していた。
- 海上自衛隊のP-3C哨戒機(1機)
- E-2C早期警戒機(1機)
- F-15J戦闘機(4機)
この順番で離陸していった。
当時、那覇空港近くの「瀬長島ウミカジテラス」にいたので6機の自衛隊機の発進を目撃した。
ただし、最初に離陸した「P-3C哨戒機」は目撃したが、撮影はできなかった。
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F-15J (4月3日撮影 左下の建物は琉球温泉瀬長島ホテル)
E-2C(早期警戒管制機 1機)の次にF-15J(4機)が離陸していった。
但し、正確には「スクランブル」(緊急発進)ではないと思われる。
というのは「スクランブル(緊急発進)は自衛隊法84条に基づく「対領空侵犯措置」(対中国空軍機)で、「領海侵犯」(対中国海警局船)に対しては「スクランブル」という用語は言わないと思われるからだ。
そのため、テレビや新聞では「F-15J」がスクランブル発進したとは報道されていない。
しかし、単に法律上の用語の違いだけで、事実上「スクランブル」と同じ対応を自衛隊がとっていると思われる。
中国海警局の領海侵犯に対するスクランブル
2017年5月18日、領海侵犯した中国海警局船の上空に小型無人機「ドローン」が飛行したことに対して、自衛隊はF-15Jをスクランブルさせた。
これは、ドローンが「領空侵犯」をしたため「スクランブル」した。
コメント
中国海警局船の領海侵犯に対して、対艦ミサイル搭載可能なP-3C、E-2C、護衛のためのF-15Jの合計6機や発進していることから、尖閣列島周辺で日中武力衝突の可能性が高まっていると言える。
しかし、逆に、中国海警局船の領海侵犯に対して、海保だけでなく、自衛隊も対艦ミサイル搭載可能なP-3Cなどの航空機を発進させており、「自衛隊もきちんと防衛対応している」と思った。
さらに、海上自衛隊には呉と横須賀の2つの潜水艦基地があり、呉基地の方に「そうりゅう型」潜水艦が多く配備されている。
これは、当ブログの分析では、呉基地は尖閣列島に近いため最新の「そうりゅう型」潜水艦が多く配備されているのだと思う。
おそらく、尖閣列島の南側海域に「そうりゅう型」潜水艦2隻~3隻が配置されているのではないか?
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不審な2人組
この時、那覇基地を一望できる瀬長島展望台に、ニコンの800mmの望遠レンズで那覇基地を撮影する不審な2人組がいた。
この2人組は、全く同じモデルの軽自動車2台で来ていた。趣味で撮影しているにしては、値段の安い軽自動車と、推定100万円以上の高価な望遠レンズが不釣り合いで、何となく怪しい感じだった。
後日、二人組が撮影していた那覇・瀬長島展望台から撮影
後日、瀬長島展望台に行くと沖縄県警のパトカーが駐車場をパトロールしていた。道路から駐車場に入って、駐車場を周回しており、明らかに駐車場をパトロールしているようだった。
中国人スパイが沖縄で、地元のアマチュアカメラマンにギャラを払って米軍の最新鋭機などを撮影させている。
引用 NEWS ポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20120711_125790.html
中国海警局船が尖閣列島領海に侵入するのと同じ時刻に、那覇空港の自衛隊機を800mmの望遠レンズで撮影する2人組がいた。しかし、後日、沖縄県警のパトカーが警戒するようになると、この2人組はいなかった。
偶然かもしれない。しかし、中国船が尖閣に領海侵犯する時、那覇基地から「どんな飛行機が、どんな武装で、何分後に離陸するか」は、中国が欲しがる貴重な情報だと思う。