P-1哨戒機
出典 海上自衛隊 http://www.mod.go.jp/msdf/equipment/aircraft/patrol/p-1/
韓国軍駆逐艦が火器管制レーダーを自衛隊哨戒機P-1に照射し、さらに、国際ルール(水平距離500m 高度150m)を守って飛行している自衛隊と日本を逆に批判している。
日本人には韓国がここまで反日の理由が分からない。そこで、当ブログ管理の思うところをまとめてみました。
まず、朝鮮半島は過去2,000年間に900回も中国軍に侵入され、中国に支配された属国だった。
これは悲劇に見えるが、朝鮮王族にとっては、とても都合がよかった。
というのは、朝鮮王族は強力な軍隊も持たずとも、何かあれば中国軍を派遣してもらうだけで朝鮮半島を支配できたからだ。
強い軍隊を持つには資金が必要だが、中国軍に依存すれば資金を朝鮮王族の贅沢な生活に使える。
また、自国の軍隊が反乱して、朝鮮王朝を転覆させる可能性もない。
朝鮮の支配者階層「両班」にとって、中国の属国というのは、働かずとも贅沢な生活ができ都合がよかった。
朝鮮半島は周辺の強い国に従って生き延びてきた。
1945年以降は、GDP世界1位のアメリカに従ってきた。さらに、1960年代には日本はGDP世界2位となった。
つまり、1945年~2000年頃は、韓国は、GDP1位のアメリカとGDP2位の日本に従ってきただけだ。
ところが2010年に日本が42年間にわたり保ってきたGDP世界2位の座を中国に明け渡すことになった。
さらに中国の勢いは止まらず、2050年頃にはアメリカを抜いてGDP世界1位になるとの予測もでてきた。
韓国としては、GDP世界2位の中国、協力な軍事力を持つロシア、核兵器を保有する北朝鮮に従う方が得策と判断したようだ。
そういう背景があって「レーダー照射事件」が発生したのだ。
将来的に、日本は、「中国+ロシア+北朝鮮+韓国」と対峙することになる。日本1国でこの4国に立ち向かうことは不可能でアメリカの支援がないと日本の存立すら危うい。
韓国から見れば、「中国+ロシア+北朝鮮+韓国」VS「日本」なら、韓国が優位なるのは明らかだ。
そして、アメリカと日本を離反させれば、日本を弱体化することができる。
こう思えば、韓国がなぜ「レーダー照射事件」であれだけ強気なのかよくわかる。
コメント
日本人は「レーダー照射事件」を「どちらが正しいか」という観点から議論している。
しかし、韓国は、「中国+ロシア+北朝鮮+韓国」VS「日本」でどちらが強いかと視点で見ている。
日本人は「レーダー照射した韓国が悪い」だけで思考停止している。しかし、韓国は東アジアの将来的な軍事力を見据えて行動している。
日本人は、「中国+ロシア+北朝鮮+韓国」の4か国と対峙する覚悟があるのか?
そういう意味で、今回のレーダー照射事件は、かなり深刻な事件と言える。