2019年8月23日、韓国はGSOMIA(軍事情報保護協定)の破棄を日本政府に通告した。
日本国内では「韓国に不利な決断」と言われるが、それは間違いだ。
韓国は米中対立で「中国側につく」と宣言したに等しく、安全保障上、中国に接近したと言える。
一方、アメリカは北朝鮮と水面下で接近しており、北朝鮮が射程数百キロの短距離ミサイルの発射を容認している。
北朝鮮は、中国と関係が深いと思われている。しかし、それは間違いで北朝鮮は中国の江沢民派と関係が深く、江沢民と対立する習近平政権とは不仲と言っていい。
そのため、北朝鮮は一時的にアメリカと連携し、中国習近平政権と対立する可能性がある。
コメント
韓国はGSOMIAを破棄し、米国よりも中国に接近したと言える。数年後、アメリカは北朝鮮と連携し、在韓米軍を撤退させる可能性がある。
そうなると朝鮮半島では戦争もありえるわけで、かなり緊迫した状況になる。
もし、中国の習近平政権が倒れ江沢民派が政権をとり、アメリカでトランプ政権が終われば、北朝鮮は再び中国側につく可能性がある。
そうなると、「中国+韓国+北朝鮮」VS「日本+米国」という構造になる可能性もある。
その上で、「中国+北朝鮮+韓国」がアメリカへのロビー活動を成功させれば、日本は韓国と北朝鮮の統一費用数兆円を負担することになる。
さらに、米軍が日本から撤退すれば、日本だけで「中国+北朝鮮+韓国」と対峙することになる。
「韓国のGSOMIA破棄」は当面は日本には影響はないが、長期的見れば日本にとって危機的な状況だ。
さらに、アメリカのトランプ政権が終われば、「中国+韓国+北朝鮮+アメリカ+ロシア」VS「日本」という第二次世界大戦に似た構造になる可能性もある。
「GSOMIA破棄は日本には影響ない」というのは、2年~3年くらい先しか見ていない発言だ。
5年~10年先を見れば、日本はかなり危機的な状況に陥るだろう。日本は存亡をかけて、ロビー活動を世界的にしないといけない。