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防衛省 2,000km、3,000kmの長射程ミサイル開発へ

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防衛省は、反撃能力(敵基地攻撃能力)として、射程2,000km、3,000kmの長射程ミサイルを開発する方向で調整に入った。

内容 射程
2026年度配備 12式地対艦誘導弾(地上発射)の能力向上型 1,000km
2030年代 「島しょ防衛用高速滑空弾」の能力向上型 2,000km
2030年代 極超音速ミサイル 3,000km

 

島しょ防衛用高速滑空弾

出典 防衛省

「高速滑空弾」は、垂直に発射されロケットモーターで超音速まで加速し、高度数十kmの高高度で滑空弾を分離しマッハ5以上で着弾する。

分離された弾頭は、敵の迎撃ミサイルをかわすために不規則に飛行しながらGPSなどで精密誘導されるので従来のミサイルよりも迎撃されにくい。

尖閣列島から宮古島市までは170km、那覇市(沖縄本島)までは400kmなので、射程は500kmとなる方針。

発射後、高度数十kmまで上昇する仕様なので、弾頭が重くなると強力なロケットが必要になりミサイル価格も高くなるので、弾頭重量を少なくするものと思われる。

また弾頭は滑空するため飛行機のような形状なので、多くの爆薬を搭載することができず爆薬量は250kg程度と思われる。

尖閣列島に上陸した敵の戦車、装甲車を破壊するには目標物が小さ過ぎる。しかも中国の戦車や装甲車の価格は1台1億円以下なので、新型滑空弾のコストが数千万円ならば費用対効果が悪すぎる。

したがって、島嶼防衛用(対敵陸上部隊)というのは疑問が残る。当ブログの分析では、本当の目的は敵の艦船を目標とする地対艦ミサイルか、あるいはもっと大きな地上目標を攻撃するミサイルと思われる。

実際、2028年度に配備を目指す「性能向上型」は空母の甲板も貫通する強化弾頭を搭載するとしてる。

つまり、本来は大気圏上層からマッハ5で不規則に滑空し空母を攻撃する空母キラーミサイル(超音速地対艦ミサイル)となるのではないか?

予算は100億円となる。

 

 

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