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中国空軍、宮古島海峡編隊飛行、米無人潜水艦捕獲

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2016年12月11日 那覇基地(那覇空港)で撮影

2016年12月10日、中国空軍のSu-30戦闘機2機、H6長距離爆撃機2機、情報収集機2機が宮古島海峡を編隊飛行した。また2016年12月16日、中国海軍が米国海軍の無人潜水艦を捕獲した。

中国に何が起こっているのか?

2016年12月11日、那覇空港にいたので、現地で情報収集したことを書いていきます。

 

トランプ次期大統領の台湾総統への電話が原因だった

2016年12月3日、アメリカの次期大統領トランプ氏が台湾の祭英文総統と電話会談をした。トランプ氏は対中国戦略の方針を決定するために、大統領就任前の民間人の立場として台湾総統に電話し中国の反応を確認するのが目的だった。

中国の習近平政権はトランプ氏が大統領就任前であることから、目立った反応はしなかった。しかし、そこに目を付けたのが江沢民派だった。

江沢民派から突き上げを受けた習近平政権は、米国への対抗手段として、宮古島海峡を爆撃機、戦闘機、情報収集機の編隊飛行をした。

中国の爆撃機H-6は、巡行ミサイルを搭載でき、グアムの米軍基地を攻撃できる能力があるとされる。

中国空軍が宮古島海峡を編隊飛行したので、対抗上、中国海軍もなんらかのアピールをしないといけなかった。それが、中国海軍がアメリカ無人潜水艦を捕獲した理由だ。

 

無視された中国空軍の宮古島編隊飛行

2016年12月10日~11日は航空自衛隊那覇基地(那覇空港)で航空祭が開催されていたが、その最中に自衛隊のF-15Jがスクランブル発進した。

中国軍の読みでは、自衛隊の航空祭の最中にスクランブル発進すれば、日本や世界に大きく報道されるはずだった。

しかし、中国空軍の編隊飛行は全く報道されなかった。あせった中国空軍は「自衛隊機が妨害弾を発射した」と自らの編隊飛行を暗に公表せざる負えなかった。

 

中国空軍の宮古島編隊飛行はアピールだけ

中国空軍の編隊飛行の目的はトランプ氏が台湾総統と電話会談を行ったことへの趣旨返しだ。

まず、護衛のSu-30の航続距離は3,000kmだが、上海近郊の安徽省の基地から離陸したと考えられる。

上海~那覇の距離は820kmで、中国大陸~宮古島海峡を往復すると飛行距離は約1,700km~2,000kmになる。

宮古島海峡周辺空域でアフターバーナーを使うような空中戦になった場合、5分~10分で帰りの燃料がなくなる可能性がある。

 

実弾装備の自衛隊F-15Jが10機スクランブル

実際、那覇基地からF-15Jがスクランブル発進した後、中国軍のSu-30は宮古島海峡から中国大陸の基地へ帰投した。

当ブログの分析では、実弾装備の自衛隊のF-15J 10機が中国のSu-30 2機を追い回した結果、中国のSu-30は燃料が足りなくなり、中国大陸に逃げ帰ったと思われる。

この結果、中国の爆撃機H6は戦闘機の護衛なく丸裸で飛行することになった。

これは自衛隊のF-15Jがいつでも中国の爆撃機H6を撃墜できる状態になったことを意味する。つまり、中国の編隊飛行は、大失敗したということだ。

中国空軍が「自衛隊機が妨害弾を発射した」と発表したのは、中国のSu-30が爆撃機の護衛任務を途中であきらめ、中国大陸の基地に戻った失敗の責任を自衛隊に転嫁するためだったかもしれない。

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