中国海軍は「新型潜水艦」を建造しており、2022年現在合計71隻(新型53隻+旧型18隻)まで増強したと見られる。
具体的には戦略ミサイル原潜(SSBN)6隻、攻撃型原潜9隻、通常動力型潜水艦56隻の合計71隻とされる。
個人が断片的な情報を収集したデータのため、数字の整合性がない部分もある。
中国海軍「新型」潜水艦
就航年 | 型式 | 隻数 | 全長 | 水中排水量 | |
2026年 | 周級(Zhou Class) | 攻撃型原子力潜水艦 | |||
2025年 | 唐級(Tang Class) | 096型 戦略原子力潜水艦(SLBM搭載) | |||
2007年 | 晋級(Jin Class) | 094型 戦略原子力潜水艦(SLBM搭載) | 6隻 | 137m | 12,000トン |
2006年 | 商級(Shang Class) | 093型 攻撃型原子力潜水艦 | 9隻 | 107m | 7,000トン |
2006年 | 元級(Yuan Class) | 039A(041型) ディーゼル攻撃型潜水艦 | 20隻 | 72m | 2,400トン |
1999年 | 宋級(Song Class) | 039型 ディーゼル攻撃型潜水艦 | 14隻 | 75m | 2,300トン |
1996年 | キロ級 | ディーゼル攻撃型潜水艦 | 12隻 | 70~74m | 約4,000トン |
合計 | 53隻 |
096型 晋級(Jin Class)戦略原子力潜水艦(SSBN)は、射程1万km以上の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「巨浪3(JL3)」を搭載可能とされる。
中国海軍「旧型」潜水艦
就役年 | 型式 | 隻数 | 全長 | 水中排水量 | |
1983年 | 夏級 | 092型 原子力潜水艦(SLBM搭載) | 1隻(2隻という情報もある) | 120m | 7,000トン |
1974年 | 漢級(Han Class) | 091型 原子力潜水艦(攻撃型) | 3隻 | 98m | 5,500トン |
1971年 | 明級(Ming-class) | 035型 ディーゼル攻撃型潜水艦 | 14隻 | 76m | 2,100トン |
合計 | 18隻 |
中国海軍の新型ディーゼル推進潜水艦(元級)の最大潜航深度は水深300mと見られる。これはロシア製キロ級潜水艦の技術を基に建造されたためと思われる。
中国海軍のディーゼル推進潜水艦は、日本の「そうりゅう型」よりも性能は劣る。しかし、東シナ海は水深100m~200mと浅く、そうりゅう型の最大潜航深度(650m~900m)を生かすことができない。
キロ級潜水艦の静粛性は高く「東シナ海」(水深100m~200m)限定では、そうりゅう型潜水艦が100%勝てるとは言えない。
そのため日本の海上自衛隊は「水深100m~200m」でも高性能を生かせる「次世代潜水艦(たいげい型」を就役させている。