「軍事衝突は近い。国防総省は在韓米軍の家族を退避させるべき」米上院軍事委員
米上院軍事委員会のメンバーである共和党のリンゼー・グラム上院議員は3日、米国防総省に対し、配偶者や子供など在韓米軍の扶養家族を退避させるよう求めた。https://t.co/2XcsI0vKym #北朝鮮 #トランプ大統領 #金正恩 pic.twitter.com/qSIuc4LCHA— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) 2017年12月4日
朝鮮半島情勢の緊迫化を受けて、アメリカ上院議員が、在韓米軍の家族(非戦闘要員)の韓国外への退避を主張している。
在韓米軍の家族(非戦闘要員)は20万人が韓国に居住していると言われる。
2017年12月のクリスマス休暇には、例年、アメリカ軍の家族は米国本土に帰国する。
今年もアメリカ本土に帰国すると見られるが、休暇明けに韓国に戻るかどうか不透明になってきた。
リンゼー・グラム上院議員の意図は?
最近、アメリカ本国でも、北朝鮮のICBMへの関心が高くなってきている。選挙対策のためのリップサービスの可能性もある。
しかし、アメリカ国民が北朝鮮を問題視しだしたことは事実であり、北朝鮮攻撃への支持が広がる可能性がある。
リンゼー・グラム上院議員
1955年生まれ62歳、サウスカロライナ州出身
2016年アメリカ大統領選挙共和党予備選挙候補だったが撤退し、テッド・クルーズ上院議員への支持を表明した。
休暇明けに在韓米軍の家族が韓国に帰らない場合
在韓米軍の家族(非戦闘要員)が休暇明けに韓国に帰らない場合、アメリカが北朝鮮を攻撃すると解釈できるため、朝鮮半島の緊張がさらに高まる。
そうなれば、北朝鮮が、アメリカが攻撃してくると解釈して、偶発的な軍事衝突が発生し、全面戦争に発展する可能性がある。