沖縄県の米軍辺野古基地建設反対派の運動が、あまりにも過激で違和感があった。
普天間基地を移設するだけなのに、あそこまで反対する理由が分からなかった。
しかし、辺野古基地反対派が過激に反対する理由がある程度わかってきた。
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1966年~1967年、米軍は辺野古基地を空軍、海兵隊、海軍の総合軍事基地にする計画を立案していた。
(辺野古基地)計画では、辺野古沖を埋め立てて3000メートル級の滑走路を2本設けるほか、空母などが入港できる港や弾薬庫を整備することになっていました。
引用 琉球朝日放送 http://www.qab.co.jp/news/2016040478868.html
コメント
辺野古の南側の海は遠浅で埋め立てが簡単にできる。一方、北東の「大浦湾」は最大水深50mと深く、「空母エンタープライズ級」も接岸可能な軍港も建設できる。
つまり、「嘉手納基地の空軍」、「普天間飛行場の海兵隊」、「那覇軍港の海軍」、「弾薬庫」を1つの基地に集約する計画だった。
しかし、当時、アメリカ軍はベトナム戦争の多額の戦費が必要になり、「米軍辺野古基地計画」は実現しなかった。
辺野古基地が完成すれば、沖合に3,000m級滑走路を建設することは容易になり、また岸壁に10万トンクラスの空母を接岸できるようにするのは簡単だ。
辺野古反対派の幹部は、沖縄に巨大な米軍基地が再編されることに反対しているようだ。
中国人や韓国人が辺野古基地反対運動をしているのも、そういう意味だろう。
反対派の末端は、単純に反対しているかもしれないが、少なくとも反対派幹部は米軍辺野古基地の能力が圧倒的に高くなり、中国の太平洋進出の障害になることを懸念しているようだ。
中国の爆撃機H-6Kは核弾頭搭載可能な巡航ミサイルを搭載し沖縄県の宮古海峡を度々飛行している。中国の巡航ミサイル(CJ-10K)の射程は1,500km~2,500kmと推定され、宮古海峡付近から巡航ミサイル(CJ-10K)を発射すれば、東京に着弾する。
しかも中国の巡航ミサイル(CJ-10K)は核弾頭も搭載可能なのだ。
米軍辺野古基地ができなければ、東京も中国の核巡航ミサイル(CJ-10K)に攻撃される可能性が高まる。