【海自護衛艦】新型イージス艦「はぐろ」2021年3月就役、8隻目【まや型最新艦】

イージス艦「まや」(DDG-179)

出典 海上自衛隊  http://www.mod.go.jp/msdf/

2021年3月19日、海上自衛隊の「まや型」イージス艦「はぐろ」が横浜市磯子のジャパンマリンユナイテッドで海上自衛隊に引き渡され、佐世保基地に配備される。

海上自衛隊のイージス艦は8隻目となり、最新鋭のイージス艦となる「まや型」には、敵のミサイルや航空機の位置情報をリアルタイムで共有する「共同交戦能力(CEC)」が初めて搭載された。

共同交戦能力(CEC)とは、例えばイージス艦の死角となる水泳線以遠から低空で飛来する巡航ミサイルを上空で待機する早期警戒機E2Dがレーダーで捕捉し飛行データーを「まや型イージス艦」に送信し「まや型イージス艦」から迎撃ミサイルを発射することができる画期的なシステムで、将来的には米軍との共同作戦も考えられる。

また、低速航行時の燃費を向上させるため、ガスタービンエンジン(2基)、ガスタービン発電機(2基)、電気推進機(2基)による「GOGLAG」方式(合計69,000馬力)を採用している。

 

海上自衛隊保有イージス艦一覧(性能諸元)
艦級 隻数 基準排水量 満載排水量 全長 全幅 乗員 初就役
こんごう型 4隻 7,250トン 9,485トン 161m 21m 300人 1993年
あたご型 2隻 7,750トン 10,000トン 165m 21m 300人 2007年
まや型 2隻 8,200トン 10,250トン 170m 21m 300人 2020年

「こんごう型4隻」「あたご型2隻」は建造後の改修によりBMD(弾道ミサイル防衛)対応となったが、新型のイージス艦「まや型」2隻は建造時からBMD対応となる。

 

艦番号 艦名 艦級 BMD 建造費 就役年
DDG-173 こんごう こんごう型 1,223億円 1993年
DDG-174 きりしま こんごう型 1,292億円 1995年
DDG-175 みょうこう こんごう型 約1,300億円 1996年
DDG-176 ちょうかい こんごう型 約1,300億円 1998年
DDG-177 あたご あたご型 1,475億円 2007年
DDG-178 あしがら あたご型 1,389億円 2008年
DDG-179 まや まや型 1,680億円 2020年
DDG-180 はぐろ28DDG まや型 1,734億円 2021年

まや型イージス艦の特徴

「まや型」イージス艦には、敵のミサイルや航空機の位置情報をリアルタイムで共有する「共同交戦能力(CEC)」が初めて搭載される。

 

この共同交戦能力CECの具体的な運用方法は公表されていないので、当ブログで予想してみる。

F-35Aとデータリンク

自衛隊はステルス戦闘機F-35Aを42機導入する予定で、F-35Aと「まや型」イージス艦データリンク「ニフカ(NIFC-CA)」ができる可能性がある。

具体的には、F-35Aが前線で敵艦艇や上陸した敵陸上部隊を発見し、後方の「まや型」イージス艦に位置情報を送信し、イージス艦からSM-6ミサイルを発射することも可能になる。

一部情報ではF-35Aは、弾道ミサイルを捕捉することも可能とされ、それが事実ならば、F-35Aが弾道ミサイルを捕捉し、イージス艦から迎撃できるかもしれない。

 

イージス艦同士のデータリンク

イージス艦同士のデータリンクも可能性になるかもしれない。

そうなると、日本海に展開するイージス艦が北朝鮮の弾道ミサイル10発を捕捉、SM3ミサイルで6発を迎撃したが、4発を撃ち漏らした場合、太平洋に展開する別のイージス艦にデータリンクして、残りの4発を迎撃することも可能となる。

 

命名の由来

  • 「まや」の艦名は、神戸市の六甲山地中央に位置する摩耶(まや)山に由来する。河内、和泉など旧8カ国を見渡すことから八州嶺(はっしゅうみね)とも呼ばれ、艦名は隙のない警戒を意味している。
  • 「はぐろ」の艦名は、山形県鶴岡市の羽黒山に由来する。
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