【海自護衛艦】新型イージス艦「まや」2020年3月就役、7隻目【まや型一番艦】

イージス艦「まや」(DDG-179)

出典 海上自衛隊  http://www.mod.go.jp/msdf/

2018年7月30日、海上自衛隊の新型イージス艦「まや」が横浜市磯子のジャパンマリンユナイテッドで進水し2020年3月に就役した。

海上自衛隊としては7隻目のイージス艦となる「まや」には、敵のミサイルや航空機の位置情報をリアルタイムで共有する「共同交戦能力(CEC)」が初めて搭載された。

共同交戦能力(CEC)とは、例えばイージス艦の死角となる水泳線以遠から低空で飛来する巡航ミサイルを上空で待機する早期警戒機E2Dがレーダーで捕捉し飛行データーを「まや型イージス艦」に送信し「まや型イージス艦」から迎撃ミサイルを発射することができる画期的なシステムで、将来的には米軍との共同作戦も考えられる。

また、低速航行時の燃費を向上させるため、ガスタービンエンジン(2基)、ガスタービン発電機(2基)、電気推進機(2基)による「GOGLAG」方式(合計69,000馬力)を採用している。

2021年3月に海上自衛隊は「まや型2番艦 はぐろ」を就役させる予定で、これによりイージス艦8隻体制が完成する。

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海上自衛隊保有イージス艦一覧(性能諸元)

  • こんごう型護衛艦 4隻
  • あたご型護衛艦    2隻
  • まや型護衛艦     (2隻就役予定)

2020年3月現在、海上自衛隊のイージス艦は合計7隻が就役しており、2021年には「まや型」2隻を含め8隻体制(3艦種)となる。

艦級隻数基準排水量満載排水量全長全幅乗員初就役
こんごう型4隻7,250トン9,485トン161m21m300人1993年
あたご型2隻7,750トン10,000トン165m21m300人2007年
まや型2隻8,200トン10,250トン170m21m300人2020年

「こんごう型4隻」「あたご型2隻」は建造後の改修によりBMD(弾道ミサイル防衛)対応となったが、新型のイージス艦「まや型」2隻は建造時からBMD対応となる。

 

艦番号艦名艦級BMD建造費就役年
DDG-173こんごうこんごう型1,223億円1993年
DDG-174きりしまこんごう型1,292億円1995年
DDG-175みょうこうこんごう型約1,300億円1996年
DDG-176ちょうかいこんごう型約1,300億円1998年
DDG-177あたごあたご型1,475億円2007年
DDG-178あしがらあたご型1,389億円2008年
DDG-179まやまや型1,680億円2020年
DDG-180はぐろ28DDGまや型1,734億円2021年(予定)

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まや型イージス艦の特徴

「まや型」イージス艦には、敵のミサイルや航空機の位置情報をリアルタイムで共有する「共同交戦能力(CEC)」が初めて搭載される。

この共同交戦能力CECの具体的な運用方法は公表されていないので、当ブログで予想してみる。

共同交戦能力CEC

F-35Aとデータリンク

自衛隊はステルス戦闘機F-35Aを42機導入する予定で、F-35Aと「まや型」イージス艦データリンク「ニフカ(NIFC-CA)」ができる可能性がある。

具体的には、F-35Aが前線で敵艦艇や上陸した敵陸上部隊を発見し、後方の「まや型」イージス艦に位置情報を送信し、イージス艦からSM-6ミサイルを発射することも可能になる。

一部情報ではF-35Aは、弾道ミサイルを捕捉することも可能とされ、それが事実ならば、F-35Aが弾道ミサイルを捕捉し、イージス艦から迎撃できるかもしれない。

 

イージス艦同士のデータリンク

イージス艦同士のデータリンクも可能性になるかもしれない。

そうなると、日本海に展開するイージス艦が北朝鮮の弾道ミサイル10発を捕捉、SM3ミサイルで6発を迎撃したが、4発を撃ち漏らした場合、太平洋に展開する別のイージス艦にデータリンクして、残りの4発を迎撃することも可能となる。

 

イージスアショアとデータリンク

日本海に展開するイージス艦が北朝鮮の弾道ミサイルを捕捉し、陸上配備型イージスアショアにデータリンクして、敵弾道ミサイルを迎撃することも可能となる。

 

命名の由来

「まや」の艦名は神戸市の六甲山地中央に位置する摩耶(まや)山に由来する。河内、和泉など旧8カ国を見渡すことから八州嶺(はっしゅうみね)とも呼ばれ、艦名は隙のない警戒を意味している。

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