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北朝鮮のミサイル発射予告は、米軍B-1B爆撃機阻止のためか?

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北朝鮮の戦略軍の金洛兼(キム・ラクギョム)司令官は、グアム島周辺30km~40kmの海域に弾道ミサイル「火星12」4発を同時に発射することを検討していると発表した。

また、この計画を8月中旬までに完成させ金正恩党委員長に報告し、発射命令を待つとしている。

 

北朝鮮は、なぜグアムに弾道ミサイルの発射検討しているかのか?

それは、北朝鮮の金正恩党委員長が、グアムのアンダーセン米空軍基地から朝鮮半島に飛来するB-1B爆撃機を恐れているからだ。

B-1B爆撃は地下空間も破壊できるバンカーバスターを搭載できる。金正恩党委員長の住む平壌までは、軍事境界線(38度線)から150kmの距離でB-1B爆撃機なら7分~8分で到達する。

つまり、B-1B爆撃機が朝鮮半島に展開すると、トランプ大統領が空爆命令をだせば、10分以内に平壌の金正恩党委員長が隠れている地下室を攻撃できるのだ。

 

米韓合同演習

アメリカ軍と韓国軍は2017年8月21日~8月末に米韓合同軍事演習「(乙支)ウルチ・フリーダム・ガーディアン」(UFG)を実施する。

このUFGは野外演習ではなく作戦指揮演習だが、北朝鮮の核施設・ミサイル基地への攻撃シミュレーションが実施される。

図上演習ではあるが、北朝鮮のGPS攪乱電波の発信源を攻撃を想定するなどかなり実践的な内容になっている。

また米空母2隻も同時期に朝鮮半島近辺に展開する予定で緊張感が高まる。

 

北朝鮮「火星12号」発射検討の意図

北朝鮮は8月21日から始まる米韓軍事演習(UFG)を警戒しており、それをけん制するために火星12号(弾道ミサイル)をグアム周辺30km~40kmに発射することを検討していると考えられる。

つまり、北朝鮮は米韓合同演習(UFG)の規模を縮小することを望んでいると思われる。

したがって、米韓合同演習(UFG)が始まる8月21日以前には火星12号を発射しないと思われる。

 

SLBM発射か?

米国の北朝鮮情報サイト「37ノース」は、北朝鮮・新浦(シンポ)港の衛星写真から潜水艦発射ミサイル(SLBM)の発射準備をしていると分析している。

発射準備されているのは射程500kmのSLBM(北極星1号)と思われる。

グアム周辺海域に弾道ミサイルを撃ち込むのは、アメリカの反撃を招き、戦争に突入可能性があるので、火星12号の代わりにSLBMを発射して米韓合同軍事演習をけん制する可能性がある。

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