「北朝鮮攻撃のXデーは、12月18日の新月の夜前後」という情報とは。
ジャーナリストの加賀孝英氏の緊急リポート。
引用 ZAKZAK http://www.zakzak.co.jp/soc/news/171128/soc1711280007-n1.html
結論から言うと、米軍は、地上戦まで考慮した戦争準備はできていないと思われる。
したがって、12月18日説の可能性は低いと思われる。
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もし、アメリカと北朝鮮が戦争をすることになれば、歴史上初の核保有国同士の戦争で、核戦争に発展する可能性がある。
そのため、アメリカ軍が先制攻撃を仕掛けるのであれば、最悪の場合のことを想定して戦争準備をする。
最悪の事態とは朝鮮半島で地上戦となることだ。その地上戦の準備には6ヵ月かかるとされる。
ちなみに、1991年の湾岸戦争では1990年8月2日にイラク軍がクェートに侵攻し、その「5ヵ月半後」の1991年1月17日にアメリカ軍は攻撃を開始した。
2017年11月のトランプ大統領、アジア歴訪時点では、戦争の準備命令を出していないと思われるので、2017年12月の先制攻撃には間に合わないと思われる。
12月18日の新月
2017年12月18日は新月だが、18日の午後8時~9時頃に先制攻撃することはないだろう。
もしあるとすれば、12月18日の深夜0時を越えて12月19日午前2時~3時と思われる。
米軍は土日休日
アメリカ軍は週休2日で、米軍基地も土日はほどんど稼働していない。12月18日は月曜日なので、土日に休んでいきなり月曜日に戦争というわけにはいかない。
逆に、土日に基地が稼働していれば、米軍が先制攻撃することが北朝鮮に分かってしまう。
したがって、12月18日の可能性は低い。
ちなみに、1991年1月17日の湾岸戦争「砂漠の嵐作戦」は木曜日に戦争が始まった。
米軍家族(非戦闘要員)の退避が間に合わない?
韓国には在韓米軍の家族など約20万人のアメリカ人非戦闘要員がいるとされる。非戦闘要員を韓国外に退避させる作戦をNEO(Non-combatant Evacuation Operation)というが、12月18日にNEOを完了するには日数が足りないように思える。
例年、12月中旬にクリスマス休暇で非戦闘要員のアメリカ人はアメリカ本土に帰国しするが、今年の12月18日に全員がアメリカに帰国できるだろうか?
米空母「ロナルド・レーガン横須賀基地」に帰港
2017年12月4日、米第7艦隊の原子力空母「ロナルド・レーガン」が横須賀基地に帰港した。2018年春まで定期整備に入ると見られる。
したがって2017年12月18日に朝鮮半島周辺海域に展開するのは難しい。
12月17日北朝鮮は動くか?
12月17日は北朝鮮の金正日前総書記の命日で、北朝鮮が核実験または弾道ミサイル実験をするのではとの憶測がある。
しかし、現在の北朝鮮は対外的な関係を見て実験を行っているので、北朝鮮の記念日に実験と行う可能性は低い。
いつアメリカが北朝鮮を攻撃するのか?
アメリカは、2018年5月までは、北朝鮮を経済制裁、軍事演習などにより圧力をかける方針で、その間は先制攻撃する可能性は低い。
しかし、北朝鮮は2018年後半にもICBMの再突入技術の開発に成功すると予想されている。したがって、2018年6月以降、アメリカが先制攻撃する可能性が高まる。
直近ならば年末年始が最も危険
アメリカ軍の先制攻撃があるとしたら、2018年6月以降の可能性が高い。しかし、直近で言うなら2017年の年末、2018年の年始が危険と思われる。
というのは、在韓米軍の家族(非戦闘要員)は2017年12月中旬にクリスマス休暇で米国本土に帰国する。日本も年末年始に東京から帰省する人が多い。
北朝鮮に反撃を考慮すると、在韓アメリカ人や日本の東京の人口が少なくなる年末年始の方が被害が少ない。
2018年1月17日が新月(月齢0)だが、米軍の被害と一般市民の被害を比較した場合、一般市民の被害が少ない日程を選択すると思われる。