インド海軍は2009年7月、インド初の国産原子力潜水艦「アリハント(Arihant)」を進水させ、2013年8月に原子炉が臨界に達した。
2016年2月に試験航行に成功したとされる。
このアリハント級原子潜水艦の2番艦「アリガント」が、2017年9月~10月にも進水するとされる。
さらに3番艦も建造中で最終的にアリハント級原子力潜水艦は4隻建造される予定。
将来的には核弾頭搭載SLBM(射程3,500km)を開発・搭載するとされる。
インド初の国産原子力潜水艦「INSアリハント」が、(2017年)昨年2月に浸水事故を起こして沈没寸前になって以降、現在まで1年近く航行不能になっていることがわかった。
引用 News week https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/post-9292.php
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アリハント級原子潜水艦の推定スペック
水中排水量 | 6,000トン |
全長 | 112m |
全幅 | 15m |
機関 | 加圧水型原子炉 80メガワット |
主機 | 原子力蒸気タービン |
出力 | 2万7000馬力 |
水中速度 | 24ノット(時速44km) |
潜航深度 | 300m |
乗員 | 95人 |
魚雷 | 6門(533mm) |
VSL | 発射筒4基/SLBM(K-15 射程700km)12基 |
建造費 | 29億ドル(約3,000億円) |
インド海軍の潜水艦
型名 | 動力 | 就役数 | 就役予定数 | |
アリハント級 | 原子力 | 1隻 | 1隻 | 正式に就役したかは不明 |
アクラⅡ級 | 原子力 | 1隻 | 1隻 | ロシアからリース |
スコルペヌ型 | ディーゼル | 0隻 | 6隻 | フランスとスペイン共同開発 |
シシュマール級 | ディーゼル | 4隻 | 0隻 | ドイツ209型潜水艦 |
シンドゥゴーシュ級 | ディーゼル | 9隻 | 0隻 | ロシア海軍キロ級潜水艦 |
合計 | 15隻 | 8隻 |
アクラⅡ級原子力潜水艦
インド海軍は2012年4月、ロシアからアクラⅡ級原子力潜水艦(チャクラⅡ)を10年間リース契約し配備している。
2隻目のアクラⅡ級原子力潜水艦もリース契約し合計2隻となる予定。
- 排水量 8,140トン
- 速度 30ノット
- 最大潜航深度 600m
- 潜航持続時間 100日
- 全長 110m
- 全幅 14m
- 乗員 73人
スコルペヌ型潜水艦
フランスとスペインの共同開発の通常型潜水艦で、インド海軍は合計6隻導入予定で早ければ2017年にも1番艦が就航する。
次世代通常型潜水艦6隻
インド海軍は次世代ディーゼル推進の潜水艦6隻を導入する予定で、日本の「そうりゅう型潜水艦」が有力とされる。
世界の原子力潜水艦保有国
国名 | 潜水艦名 |
アメリカ | オハイオ級戦略原潜、バージニア級攻撃型原潜 |
ロシア | デルリフィン級(デルタ4)、アクラ級(タイフーン)、ボレイ級 |
イギリス | ヴァンガード級 |
フランス | ル・トリオンファン級 |
中国 | 094型晋級 |
インド | アリハント級 |