2017年12月、インド海軍はフランスとスペインが開発・設計したスコルペル級通常型潜水艦カルヴァリ(KALVARI)を就役させた。
インド海軍にとって20年ぶりにインド国内で建造された通常型潜水艦となる。
2012年~2017年の15年間にインド海軍が就役させた潜水艦は「原子力潜水艦2隻」と「通常型潜水艦1隻(今回のカルヴァリ)」の3隻となる。
この間、中国海軍は54隻の潜水艦を就航しているという。
インド海軍 通常型潜水艦
建造就役期間 | 就役数 | 建造予定数 | 合計 | |
スコルペル級 | 2005年~現役 | 1隻 | 5隻 | 6隻 |
シンュマール級 | 1986年~現役 | 4隻 | 0隻 | 4隻 |
シンドゥゴーシュ級 | 1986年~現役 | 9隻 | 0隻 | 9隻 |
合計 | 14隻 | 5隻 | 19隻 |
インド海軍のスコルペル級潜水艦「カルヴァリ」(KALVARI)は2017年12月に就役し、2番艦の「カンデリ」(KHANDERI)は現在、試験航行中で、2018年3月に就役する予定となっている。
今後4隻のスコルペル級潜水艦を建造予定で、最終的にスコルペル級潜水艦は合計で6隻(30億ドル 3,300億円)となる。
スコルペル級潜水艦の概要
開発国 | フランス、スペイン |
就役期間 | 2005年~現役 |
水中排水量 | 1,070トン~1,668トン |
全長 | 60.3m~76.2m |
全幅 | 6.2m |
吃水 | 5.8m |
水中速度 | 20ノット以上 |
水上速度 | 12ノット |
連続行動期間 | 50日~71日 |
航続距離 | 6,400海里(浮上)、550海里(潜航) |
潜航深度 | 350m |
乗員 | 32名 |
インド海軍原子力潜水艦
2隻
次期通常型潜水艦の6隻導入計画があり、日本の「そうりゅう型潜水艦」も候補の一つになている。