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横浜アリーナでのオリンピック開催断念か?【小池都政】

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小池都知事は2016年11月29日、横浜アリーナでのバレーボール競技開催の判断をクリスマスまで先送りにした。

バレーボール競技団体、横浜市は、「横浜アリーナ」で競技開催することに積極的ではない。では、なぜ、小池都知事は「横浜アリーナ」にこだわるのか?

小池都知事は、築地市場の豊洲への移転を延期したが、最終的な移転の目途が立たず、築地市場関係者への補償問題に発展している。また、オリンピックのボート競技会場も宮城県長沼開催を模索したが、IOC(オリンピック委員会)の反対で結局、東京の「海の森水上競技場」での開催となりそうだ。

ここで、横浜アリーナでのバレーボール競技開催も撤回すると、小池都知事の政治能力が疑われる事態になる。それを避けるため、小池都知事は横浜アリーナのオリンピック開催を先送りにしたのだ。

つまり、小池都知事は、自分の立場を守るために、問題を先送りし、オリンピック準備の日程を遅らせた。

これは、「小池ファースト、都民セカンド」の都政と言わざる負えない。

小池百合子氏はジャーナリスト出身

小池百合子氏はテレビ東京のWBS(ワールドビジネスサテライト)のキャスターだった。ジャーナリストであり、問題を鋭く指摘する能力に長けている。

つまり、政敵の問題を指摘し、世論を味方につけて選挙に勝つとう政治手法なのだ。

しかし、新規事業を立ち上げる能力もなく、問題解決をした経験もない。

いわば言いっぱなしで、後は野となれ山となれという政治スタイルだ。

国際感覚もない

小池百合子氏はエジプトのカイロ大学に留学しているので国際感覚があると思われていた。また、エジプトはイギリスやフランスと関係が深いので、カイロ大学留学経験からイギリスのエスタブリッシュメントの考え方を理解していると思われていた。

しかし、実際は、中東についても、ヨーロッパについても国際感覚がないようだ。

イギリスのエスタブリッシュメントにとってボート競技は非常に重要なスポーツである。彼らは東京オリンピックである以上、ボート競技会場は東京オリンピック会場の中心で行うべきと考えている。

この程度の情報収集の能力もない小池氏は、国際感覚がないと言わざる負えない。

今後の小池氏の動向

横浜アリーナのオリンピック会場使用についての横浜市の文章が小池都知事に報告されていなかたったようだ。これは、小池都知事が都庁の公務員を掌握していないことを意味する。

根回しもできず、独断で他人の問題点を指摘するだけの政治家が小池百合子氏だ。

そんな小池百合子氏が新党を運営することは困難だろう。今後、小池百合子氏についていく政治家も少なくなると思われる。

小池百合子氏に足りないのは、「情報収集能力」と「問題解決能力」だ。情報収集能力については安倍政権に頼るしかない。安倍氏は独自の情報収集能力を持っていて、プーチン大統領とも対等渡り合っている。

「問題解決能力」については「日本維新の会」に頼るしなない。「日本維新の会」が優れた問題解決能力があるとは思わないが、そこしか頼るべきものがないのが小池氏の現状だ。

まとめ

小池氏は自分のメンツを守るために、横浜アリーナ問題を先送りし、オリンピック準備日程の遅れを招いている。これは都民ファーストではなく、「小池ファースト」だ。

都知事になった以上、自分にできないことは他人に頼って、都民にとって一番いい結論出すのが知事の在り方だ。そうしなければ、小池氏は首相には絶対になれない。

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