2017年11月7日、韓国はトランプ大統領の晩餐会で「独島エビ」を出した。なぜアメリカ大統領に対して反日アピールをしたのか?
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2017年春、中国と関係悪化
韓国は2017年4月、高高度防衛ミサイルTHAADを配備したことで、中国との関係が悪化した。
しかし、2017年10月、中国と韓国は560億ドル規模通貨スワップ協定の3年間延長に合意した。
実は、この関係改善交渉の中で、中国は韓国に対して3条件を提示してきた。
中国との関係改善の3条件
- 韓国は米国のミサイル防衛シシテムに加入しない
- 日米韓は3ヵ国軍事同盟に発展しない
- 高高度防衛ミサイルTHAADの追加配備はしない
晩餐会の独島エビは、この中国との3条件を守る意思を示す中国向けのパフォーマンスの意味があると思われる。
トランプ大統領は韓国を相手にしていない
アメリカのトランブ大統領は、当初韓国を訪問しない方針だった。トランプ大統領は韓国の文在寅大統領を信用していないし、韓国と交渉する気もない。
単に韓国に儀礼的に訪問したにすぎない。それは、韓国政府も、今回の訪韓で成果がないことは分かっていた。
そのため、対アメリカで外交的成果がない以上、国内的に反日パフォーマンスするしかなかったのだ。
まとめ
韓国文在寅政権中国との関係改善を最重要と考えており、そのために、「中国が出した3条件」を守り、日米韓の軍事的連携には消極的になっている。