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2018年2月 沖縄県名護市長選、自民党系候補の勝利の可能性も

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沖縄県名護市長選(2018年2月4日 投開票)で3選確実と思われていた現職の稲嶺市長の当選が危うくなっている。

これは、前回2014年選挙で、自主投票とした公明党が、今回の名護市長選では自民党候補者への推薦を表明したからだ。

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2014年 名護市長選の投票結果

候補者 得票数
稲嶺氏(現職) 1万9839票
末松氏(新人) 1万5684票

公明党の基礎票は2,500票と言われ、前回選挙では、自主投票となったため、かなり公明票が稲嶺市長に流れたと思われる。

 

2018年 名護市長選挙予想

稲嶺市長の前回得票数から公明党票2,500票を引き、前回の自民党候補者の得票数に公明党票2,500票を加えた場合。

候補者 予想得票数 2014年得票数±公明票
稲嶺氏(現職) 1万7339票 1万9839票-2,500票
自民党候補者(新人) 1万8184票 1万5684票+2,500票

公明党票2,500票が、2014年の選挙ですべて、稲嶺氏に流れ、2018年選挙では、公明票2,500票がすべて自民党系候補者に投票すると仮定した場合、自民党系候補者が名護市長選に当選する可能性がある。

 

2018年 沖縄知事選への影響

名護市長選は、2018年秋にも予定される沖縄県知事選挙の前哨戦とも言われ、辺野古基地反対派の稲嶺市長が落選すれば、かなりの影響があると思われる。

公明党票が、すべて自民党系候補者に流れれば、2018年秋の沖縄県知事選挙は自民党系候補者が優勢となる可能性も出てくる。

 

2014年 沖縄県知事選挙得票数

候補者名 得票数  得票数
仲井真弘多 261,076 保守系 330,523
下地幹郎 69,447
翁長雄志 360,820 革新系 368.641
喜納昌吉 7,821

2014年の沖縄県知事選挙は保守系候補者が「仲井真広多」氏と「下地幹郎」氏に分かれたため、大差で翁長氏が当選した。

もし、保守系が候補者を一本化できていたならば、約3万8000票差まで保守系候補が追い上げていたと思われる。

さらに、公明党が自主投票としたため、10万票もの公明票が翁長氏に流れたと考えられる。

保守系で候補者を一本化し、10万票の公明票が保守系候補に投票すれば、2018年の沖縄県知事選挙は保守系候補が当選する可能性が高い。

そういう意味で、名護市長選で2,500票の公明党票がきちんと保守系候補に投票されるかどうかが、最大の注目点となる。

そのため、公明党に太いパイプを持つ自民党二階幹事長が名護市長選のために2018年1月4日に名護市入りしたと考えられる。

 

2017年10月 衆議院選挙 比例代表 沖縄県党派別得票数

自民党 140,960 保守系 302,655
公明党 108,602
日本維新の会 45,815
幸福実現党 7,278
立憲民主党 94,963 革新系 325,983
希望の党 84,285
日本共産党 75,859
社会民主党 70,876
合計 628,638
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