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尖閣列島で中国空軍と自衛隊が武力衝突寸前 2016年6月

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東シナ海の中国空軍の動き

ZAKZAKより引用「空自機は中国軍の後方から真横のポジションを試みた。中国機は、空自機に対して機首を向け」(いつでも空対空ミサイルを発射できる状態)「空自機は敵機のレーダー誘導ミサイルなどのかく乱する装置を噴射」(チャフ、フレアと推定される)。

2016年6月29日撮影、那覇空港ではP-3C哨戒機の発着が多かった

 

着陸する海自P-3Cと離陸待ちする民間航空機(那覇空港2016年6月29日撮影)

たまたま、沖縄にいたので那覇空港に行ってみると、海自のP-3Cが3機連続で着陸するなど、P-3Cの動きがいつもと違い、頻繁に発着していた。P-3Cは艦艇や潜水艦を監視するものなので、尖閣周辺には中国空軍のみならず、中国軍艦や中国潜水艦が尖閣に接近していたと思われる。

中国の狙い

海自のP-3Cが那覇空港に頻繁に着陸したのは午前7~8時だった。逆算するとP-3Cが那覇空港を離陸したのは午前2~3時くらいと推定される。

このことから、中国海軍が深夜に尖閣周辺に接近していると予想される。つまり、中国軍の狙いは、深夜に尖閣に上陸し、日の出の午前6時くらいまで滞在、上陸記念写真を撮って撤退というシナリオが考えられる。

尖閣列島は那覇から400kmの位置にあるので、中国軍が深夜から明け方の数時間上陸することは、十分可能だ。例えば、中国空軍が50機以上で尖閣空域に展開すると自衛隊のスクランブル機は2~4機なので対応できない。自衛隊機が少数で反撃しても撃墜されるだけだ。自衛隊が反撃体制を整えるのに数時間はかかる。その数時間が中国のねらい目だ。

まとめ

中国は2016年5月のG7サミットで中国の南シナ海、東シナ海への海洋進出を批判され、孤立化している。その趣旨返しとして、日本の尖閣列島周辺での軍事活動を活発化している。

中国海軍の領海侵犯が発生したことから、中国空軍もなんらかのアピールをしないと「メンツ」が立たないのだろう。しかしこれは危険なエスカレートだ。

中国空軍と中国海軍の両軍が尖閣周辺で軍事行動を活発化させていることから中国は尖閣列島を数時間占拠することを考えているのかもしれない。

軍事的には意味のないことだが、中国国内向けにはアピール材料となる。

空自那覇基地にはF-15が40機しかない。中国のSu-27戦闘機50~100機が一度に飛来すれば那覇基地所属の空自機だけでは全く足りない。数的不利のまま、空自が迎撃のたために空自F-15が発進することは戦術上はありえない。

中国軍が50~100機で飛来した場合、空自は那覇基地に全国からF-15やF-2を100機前後集結させてから出撃することになる。そのためは数時間かかる。これが中国軍の狙いだ。その数時間で尖閣に上陸することは可能だ。

空自の早期警戒管制機(AWACS)は浜松基地に配備されているので、尖閣有事の場合、那覇周辺に配備できるまでに1時間はかかる。これが空自の致命的な問題だ。

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