NEWS24-WEB

個人ブロガーによる国際・防衛問題分析ブログ

国内政治

ポスト安倍、次期首相は誰か?石破氏支持が増加

2018/08/11

自民党総裁選挙

2017年3月、自民党は党大会で総裁任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」に延長する党則改正を正式に決定した。

これにより、2018年9月の自民党総裁選挙に安倍首相が勝利すれば、2021年9月までの任期となる。

スポンサーリンク



次期首相候補の6人

  • 岸田 文雄(政調会長)
  • 石破 茂   (元幹事長)
  • 河野 太郎(外務大臣)
  • 野田 聖子(総務大臣)
  • 小泉 進次郎(筆頭副幹事長)
  • 橋下 徹   (前大阪市長)

 

自民党竹下派(55人)が石破氏支持か?

旧額田派は、額田会長から竹下亘会長に交代した。竹下派(旧額田派)は安倍政権ではポストに恵まれていない。

石破氏が首相になれば、ポストを得ることができると見ている。また、石破氏は鳥取出身、竹下亘氏は島根出身で出身地が隣だ。

これらの理由から竹下派が石破氏の支持に回る要素があった。

しかし、「衆議院竹下派(34人)」は安倍首相支持が多数、「参議院竹下派(21人)」は石破氏支持が多数となり、「竹下派」は自主投票になると思われる。

2010年に引退した参議院のドン青木幹雄氏の後継者・長男の「青木一彦」参議院議員(鳥取・島根選挙区)が参議院竹下派に所属している。

 

自民党派閥勢力と一般党員票

自民党総裁選では、国会議員(衆議院と参議院)1人につき1票が割り当てられる。2018年現在、一般党員票は国会議員票と同数となる。

(従来、一般党員票は300票で各都道府県に分配されていた。)

国会議員票 405票 派閥 人数
細田派(清和政策研究会) 94人
麻生派(志公会) 59人
竹下派(平成研究会) 55人
岸田派(宏池会) 47人
二階派(志師会) 44人
石破派(水月会) 20人
石原派(近未来政治研究会) 12人
無派閥 74人
小計 405人
一般党員票 405票
合計 810票

この第一回投票で過半数(406票以上)を得た候補者がいると、「自民党総裁」となる。過半数獲得者がいない場合は「上位2人による決戦投票」が実施される。

 

上位2人による決戦投票

  • 国会議員票 405票
  • 地方票         47票

安倍首相は国会議員票の約7割の支持を固めているので、石破氏が勝つためには、第一回投票で過半数の406票以上を獲得する必要がある。

具体的には、地方票405票のうち300票を獲得し、国会議員票106票を獲得する必要がある。

現状、地方票の300票獲得は可能かもしれないが、国会議員票は50票~60票しか固めていないので、石破氏が当選する可能性は低い。

スポンサーリンク


安倍政権が長期政権となった理由

安部政権を支えているのは、麻生財務大臣菅官房長官甘利氏の3人だ。彼らの特徴は首相就任の野心がないことだ。

それにより、安倍政権は閣内の権力闘争に無駄な力を使うことなく、全力で、国政、外交に当たることができる。これが安倍政権が長期政権となっている理由のひとつだ。

 

岸田 文雄(政調会長)

2016年の伊勢志摩サミットを安倍首相とともに成功させ、オバマ大統領の広島訪問という外交成果を上げ、次期首相候補としては最有力だったが、2018年の自民党総裁選への立候補を断念した。

2021年の自民党総裁選に出馬すると思われる。

 

石破 茂(元幹事長)

次期首相候補の中で唯一、安倍首相と距離を置く政治家だ。旧田中派の流れを組む政治家で首相になる野心がはっきりしている。

しかし、田中角栄氏ほどの人望もなく、安倍首相を支えて後継者になるという考えもない。むしろ、反安倍の勢力を集結し、次期首相の座を狙っている。

安倍首相は適材適所に大臣を就任させており、留任が多い。従来の派閥力学であれば衆議院議員当選5回で大臣になっていたが安倍政権ではそうなっていない。そこに不満をもつ議員も多い。

石破氏の人望は薄く衆議院議員20人くらいの小派閥しかまとめきれていないが、安倍長期政権でポストに恵まれていない議員の支持を得れば、首相になる可能性もあるが、2番手、3番手の候補者にとどまる。

 

河野 太郎(外務大臣)

外務大臣として着実に実績を上げている。ただ、脇が甘いので、首相になる可能性は低い。

 

野田 聖子(総務大臣)

女性初の首相というアピールができるが、可能性は低い。

 

小泉進次郎 (筆頭副幹事長)

現在のところ、本人も首相になる気持ちはないが、政局によっては「推されて」首相になる可能性もある。

 

橋下 徹(前大阪市長)

国民の人気が高く、他の次期首相候補の知名度がやや低いことから、「日本維新の会」から再び政治家に復帰した場合、持ち前の突破力を生かして一気に首相に就任する可能性はある。

しかし、政策や外交に安定感がないので、本命候補とは言い難い。

 

まとめ

ポスト安倍は、「岸田政調会長」と「石破元幹事長」が有力だが、2018年9月の総裁選は、「石破元幹事長」が安倍首相に挑戦することになる。

「石破元幹事長」は一般党員票を多く獲得する可能性があるが、党内の人望が薄く多数派工作に失敗し、首相までは一歩足りない。

 

2021年の総裁選挙は、岸田政調会長が有力と思われる。

小池百合子都知事、稲田前防衛大臣も有力候補だったが、国民の人気が完全になくなり、首相の可能性はない。

橋下氏は日本維新の会に復帰すれば首相就任の可能性はあるが、やや不確実な面がある。

小泉進次郎筆頭副幹事長は10年のスパンであれば、首相の可能性は十分にあるが、2018年~2021年では可能性は少ない。



-国内政治

error: Content is protected !!