国内政治

ポスト安倍、次期首相は誰か?石破氏支持が増加

2018/04/24

6人の次期首相候補

2017年3月5日、自民党は党大会で総裁任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」に延長する党則改正を正式に決定した。

これにより、2018年9月の自民党総裁選挙に安倍首相が勝利すれば、2021年9月までの任期となる。

2018年4月時点での次期首相候補は

・岸田政調会長

石破元幹事長

河野外務大臣

・野田聖子総務相

・小泉進次郎筆頭副幹事長

・橋下前大阪市長

の6人だ。

自民党竹下派(55人)が石破氏支持か?

旧額田派は、額田会長から竹下亘会長に交代した。竹下派(旧額田派)は安倍政権ではポストに恵まれていない。石破氏が首相になれば、ポストを得ることができると見ている。また、石破氏は鳥取出身、竹下亘氏は島根出身で出身地が隣だ。

これらの理由から竹下派が石破氏の支持に回る可能性がある。石破氏は一般自民党党員の人気が高いことから、首相になる可能性がでてきた。

 

自民党派閥勢力図

派閥 人数
細田派 91人
麻生派 58人
竹下派 55人
岸田派 45人
二階派 44人
石破派 20人
石原派 12人
小計 325人
一般党員票 300票
合計 625票

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安倍政権が長期政権となった理由

安部政権を支えているのは、麻生財務大臣菅官房長官甘利氏の3人だ。彼らの特徴は首相就任の野心がないことだ。

それにより、安倍政権は閣内の権力闘争に無駄な力を使うことなく、全力で、国政、外交に当たることができる。これが安倍政権が長期政権となっている理由のひとつだ。

 

岸田政調会長

2016年の伊勢志摩サミットを安倍首相とともに成功させ、オバマ大統領の広島訪問という外交成果を上げ、次期首相候補としては最有力だ。

 

石破元幹事長

次期首相候補の中で唯一、安倍首相と距離を置く政治家だ。旧田中派の流れを組む政治家で首相になる野心がはっきりしている。

しかし、田中角栄氏ほどの人望もなく、安倍首相を支えて後継者になるという考えもない。むしろ、反安倍の勢力を集結し、次期首相の座を狙っている。

安倍首相は適材適所に大臣を就任させており、留任が多い。従来の派閥力学であれば衆議院議員当選5回で順番に大臣になっていたが安倍政権ではそうなっていない。

石破氏の人望は薄く衆議院議員20人くらいの小派閥しかまとめきれていないが、安倍長期政権でポストに恵まれていない議員の支持を得れば、首相になる可能性もある。

 

河野外務大臣

外務大臣として着実に実績を上げている。ただ、脇が甘いので、首相になる可能性は低い。

 

野田聖子総務相

女性初の首相というアピールができるが、可能性は低い。

 

小泉進次郎筆頭副幹事長

現在のところ、本人も首相になる気持ちはないが、政局によっては「推されて」首相になる可能性もある。

 

橋下前大阪市長

国民の人気が高く、他の次期首相候補の知名度がやや低いことから、「日本維新の会」から再び政治家に復帰した場合、持ち前の突破力を生かして一気に首相に就任する可能性はある。

しかし、政策や外交に安定感がないので、本命候補とは言い難い。

 

まとめ

順調にいけば、岸田政調会長が2018年~2020年にかけて首相に就任する可能性が強い。

石破元幹事長は、党内の人望が薄く多数派工作に失敗する可能性が高い。

小池百合子都知事、稲田前防衛大臣も有力候補だったが、国民の人気が完全になくなり、首相の可能性はない。

橋下氏は日本維新の会に復帰すれば首相就任の可能性はあるが、やや不確実な面がある。

小泉進次郎筆頭副幹事長は10年間のスパンであれば、首相の可能性は十分にあるが、2018年~2020年では可能性は少ない。

結局、ポスト安倍は、「岸田政調会長」と「石破元幹事長」の一騎打ちと見られる。2018年4月現在では、自民党の派閥力学的には「岸田政調会長」が有利、「石破元幹事長」は一般党員票を多く獲得する可能性があるが、首相までは一歩足りない。



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