【アジア版NATO】クワッド(日米豪印)の中国包囲網に英は空母派遣、仏も尖閣奪還作戦に参加 

旧ソ連の軍事的脅威に対して、欧米はNATO(北大西洋条約機構)を結成し対抗した。そのアジア版NATO(北大西洋条約機構)とも呼ばれるのが「クアッド(Quad 日米豪印4か国協力)」で、拡大する中国の軍事的脅威に対抗しようとしている。

この「クアッド(日米豪印)」には、ベトナム、韓国、台湾なども参加する可能性があり、確実に中国包囲網は狭くなっている。

イギリス軍、空母打撃群派遣

空母クイーン・エリザベス( 出典 ROYAL NAVY)

英国海軍(ROYAL NAVY)は、正規空母「クイーン・エリザベス(全長284m 排水量67,000トン)」を中核とする「空母打撃群」を2021年初頭にも沖縄県などの南西諸島に長期派遣する。

英海軍空母「クイーン・エリザベス」は在日米軍佐世保基地に駐留すると見られる。

その目的は、F-35Bを搭載する米海兵隊強襲揚陸艦「WASP(全長257m 排水量41,000トン)」が在日米軍佐世保基地を事実上の母港としており、米英軍でF-35Bの相互運用訓練を実施するためと思われる。

さらに空母艦載機「ステルス戦闘機F-35B」を三菱重工業小牧南工場(愛知県)で整備する計画もある。

イギリスとしては、香港問題などで中国を「日本、アメリカ、イギリス、インド、オーストラリアなどとも共同訓練」することにより、けん制する意味合いがあると思われる。

F-35Bの日本での整備や、米海兵隊との共同運用などより実践的な訓練と言える。

イギリス海軍が派遣予定の「空母打撃群」

艦種・機種艦名など隻数(機)
正規空母クイーン・エリザベス1隻
艦載機ステルス戦闘機F-35B24機
フリーゲート艦23型フリーゲート艦2隻
駆逐艦45型駆逐艦2隻
攻撃型原子力潜水艦アスチュート級原子力潜水艦(7,800トン・全長97m)1隻
補給艦タンカー1隻
フランス海軍 尖閣列島の奪還作戦に参加

2020年12月15日~17日、日本の海上自衛隊、フランス海軍、米海軍は日本の沖ノ鳥島周辺海域で日仏米の対潜水艦共同訓練を実施した。フランス海軍はリュビ級原子力潜水艦「エムロード (2,670t)」、海上自衛隊は「ひゅうが」、米海軍は「ジョンS・マッケーン」を派遣した。

さらに、2021年5月フランス海軍は、日本にフリーゲート艦、ヘリコプター搭載型水陸両用艦を派遣し、中国軍が尖閣列島に上陸した場合に備えて、日米仏の3か国共同尖閣奪還軍事訓練を実施する。

ドイツ海軍もインド太平洋地域にフリゲート艦を派遣

ドイツも中国に対抗し、日本やインド連携するため「ドイツ連邦軍」のフリゲート艦1隻をインド太平洋地域に派遣すると表明した。

日本、ファイブアイズと連携へ

ファイブアイズとは、米・英・豪・カナダ・ニュージーランドの英語圏5か国で作る機密情報共有の枠組みで、これに日本とフランスも参加し「ファイブアイズ+2」の7か国が対中国包囲網の形成し情報共有する案が浮上している。

中国はロシアと連携へ

クワッド(日米豪印)の中国包囲網にイギリス、フランスも参加する見通しで、窮地に追い込まれた中国は、ロシアとの軍事同盟を模索している。

これに対して、ロシアのプーチン大統領は、中国との軍事同盟を否定はしていないが、本音としては、中国と軍事同盟を締結する気は全くない。

ロシアとしては、軍事兵器を中国に高く売りつければいいと思っているだけだ。

中国に味方する国は世界中で1か国もない。もしかすると韓国が唯一中国に味方する国になるかもしれない。

天安門事件後の失敗
1989年の天安門事件後、欧米各国が中国を制裁した。しかし、日本はいち早く制裁を解除し、当時の天皇陛下の訪中を実現するなど中国軍事独裁政権に対して融和的な対応をした。
その結果、中国は日本を軽く見て、逆に反日政策を強化した。この失敗を繰り返してはならない。
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