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国際情勢・防衛

米政府は、そうりゅう型潜水艦に中国弾道ミサイル搭載潜水艦の封じ込めを期待している

2018/09/21

25日付のオーストラリアン紙は、日独仏が争うオーストラリアの次期潜水艦の共同開発相手選定で日本が選ばれなければ、日本案に反対する中国が外交的に勝利することを意味するとの米政府筋の見解を報じた。

出典ZAKZAK

この意味はどういうことか?

アメリカは中国の潜水艦発射ミサイル(SLBM)を警戒している。

中国の潜水艦は南シナ海に展開し、搭載するSLBMの射程は7,000km~8,000kmで、米国本土は攻撃できないが、グアムや在日米軍基地は攻撃できる。

この中国の潜水艦が西太平洋に展開すると、米国本土も射程に入ってくるので、アメリカは、中国の潜水艦を南シナ海、東シナ海に封じ込めたい。

中国の潜水艦に対してもっとも攻撃力が強いのが日本の「そうりゅう型」潜水艦だ。

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なぜ「そうりゅう型」が優位なのか?

南シナ海の中国の潜水艦に対抗するには、航続距離の長い4,000トン以上の大型潜水艦でなければならない。

そうりゅう型潜水艦は排水量4,200トンと通常型潜水艦としては世界最大級で、外洋展開でき、対中国潜水艦作戦に有効である。

中国の潜水艦の作戦深度は水深300mと推定され、日本のそうりゅう型潜水艦は水深800m~900mと言われる。

また、海上自衛隊は水深900mから発射できる89式魚雷を保有している。

つまり、「そうりゅう型」潜水艦は、水深900mから水深300mの中国の潜水艦を一方的に攻撃できる。

中国の潜水艦は水深300m以下には潜れない。また中国の水上艦艇から魚雷を発射しても水深900mに達するまでに水圧で魚雷が圧潰(壊れる)してしまう。

実戦となれば、「そうりゅう型」潜水艦が中国の潜水艦に気づかれることなく、中国の潜水艦の下、水深900mに展開し、一方的に魚雷攻撃できる。

 

対潜哨戒機で潜水艦攻撃する場合

対潜哨戒機P3C、P8、P1などで南シナ海に展開する中国の潜水艦を攻撃するには、制空権をとる必要がある。

中国は南シナ海の人工島に滑走路を建設しているので、米国が制空権をとるには、数日はかかる。

その間に中国の潜水艦からSLBMが発射される可能性がある。

しかし、「そうりゅう型」潜水艦で中国の潜水艦を攻撃する場合、制空権、制海権を有しなくても「そうりゅう型」潜水艦単独で、中国の潜水艦を無力化できる。

 

米国は海上自衛隊の「そうりゅう型」潜水艦が南シナ海に展開できるか懸念

日本の自衛隊は憲法や法律の問題から、南シナ海に展開できるかどうかは微妙だ。

アメリカとしては、確実に南シナ海に展開できるオーストラリア海軍に「そうりゅう型」潜水艦を保有させた方が安全保障上有利を考えている。

それは、日本にとってもメリットのある状態だ。

そうりゅう型潜水艦の最大潜航深度



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