2017年9月19日、アメリカのトランプ大統領は国連で演説し、「北朝鮮が核・ミサイル開発を続行するなら、北朝鮮を完全に破壊するしかない」と述べた。
さらにトランプ大統領は、「北朝鮮はならず者国家」と非難した。
アメリカが北朝鮮を攻撃するかどうか、流動的だが、2017年9月19日現在、トランプ大統領は本気で北朝鮮を攻撃する可能性が高まった。
北朝鮮を攻撃すると国境から50kmの韓国・ソウルに北朝鮮がロケット砲で反撃すると予想されていた。
9,000発の北朝鮮のロケット砲により、1時間でソウル市民数万人が死亡するとされ、それが、アメリカが北朝鮮を攻撃しない根拠になっていた。
この点もマティス国防長官は「ソウルを危険に晒さない軍事手段がある」と発言している。
イルラエルのアイアン・ドームという迎撃システムを念頭にしているのかもしれない。
アメリカの世論
アメリカが戦争するには、事実上、国民の80%程度の賛成がないとできない。
そのアメリカの世論は北朝鮮攻撃に賛成の比率は30%~50%でまだ攻撃の可能性は低い。
しかし、アメリカ人は「9.11アメリカ同時多発テロ」を記憶しており、北朝鮮の核・ミサイルが中東やアフリカ諸国に流出し、アメリカが再び攻撃されることを恐れている。
今後、アメリカ政府の誘導次第では攻撃賛成派が80%まで上昇する可能性はある。
外交日程
- 2017年10月18日 中国の共産党大会
- 2017年11月 トランプ大統領の日本、中国訪問
- 2018年7月4日 アメリカ独立記念日・パレード
2017年11月にはトランプ大統領の日本、中国が予定されているので、それまでは、アメリカの攻撃はない。
しかし、場合によっては11月後半に、アメリカが北朝鮮を攻撃する可能性が出てきた。
また、2018年7月4日にアメリカ独立記念日・パレードが予定されているので、アメリカ世論の動向次第では、北朝鮮が核・ミサイルを放棄しない限り、2018年春頃までにアメリカは北朝鮮を攻撃する可能性がある。