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中国経済減速懸念後退か? 日経平均の動向

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日経平均の動向

2015月10日7日現在、日経平均は1万8000円台で落ち着いた動きになっている。

2015年9月以降、中国経済の減速懸念から世界的な株安になっていたが、極端な悲観論は収まりつつある。果たして日経平均は下げ止まったのか?それとも二番底をつけにいくのか?

 

CTA(Commodity Trading Advisor)とは

ヘッジファンドの一つで、高度な金融工学によりコンピュータによるプログラム売買をすると言われる。いわゆる「順張り」でトレンドフォロー型の投資スタイル。

 

現在の状態

日経平均下落の原因はCTA と書いたが、今も相場を動かしているのはCTAである。2015年10月6日のWTIの終値は49.04ドルで、9月に一時的に40ドル割れを記録したところから、石油価格は回復している。

CTAはトレンドフォロー型の売買をする。すくなくとも2015年9月からは、株売り、外国為替売り、商品先物の売りをしていたのは事実だろう。

そのトレード対象の石油価格が上昇していることは、CTAの投資スタイルが売りから、買い戻し、あるいは買いポジションへと変化する兆しかもしれない。

 

今後の展開

CTAのトレンドフォローの投資スタイルからいうと、まだ「買い」とは判断できない。しかし、石油価格も50ドル近辺まで回復しているので、「売り」から「買い戻し」という変化はあると思われる。

ここから積極的に「売り」を仕掛けるか、本格的に「買い戻し」から積極的な「買い」に変化するのか見極めたい。

 

注目銘柄

ここで言う「注目銘柄」とは「買い推奨」という意味ではなく、相場全体の先行指標(銘柄)という意味の注目すべき銘柄だ。

中国景気の動向を判断する材料としてはコマツ(6301)、石油価格の先行指標としては国際石油開発帝石(1605)が注目される。これらの銘柄が本格的に株価回復するなら相場全体も回復する可能性がある。

年末にかけ、日経平均1万9000円台は十分可能性はある。しかし、今年の年初来高値2万0952円を上回るのは、来年と思われる。

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