韓国海軍の3,000トン級潜水艦一番艦「島山安昌浩(トサン・アン・チャンホ)」(KSS-III)が2018年9月14日に韓国内の大宇造船海洋玉浦造船所で進水した。2020年12月に就役予定だったが、実際に就役したかどうかは不明。
2020年11月10日、2番艦「安武(アンム)」が進水した。最終的には9隻を建造する予定。
艦級 | 艦名 | 進水 | 就役 | |
「島山安昌浩」級(SS III) | 1番艦 | 島山安昌浩(トサン・アン・チャンホ) | 2018年9月14日 | 2020年12月(予定) |
2番艦 | 安武(アンム) | 2020年11月10日 | 2022年(予定) |
South Korea launches first KSS-III submarine https://t.co/OiU7C4XjhI pic.twitter.com/yzGGtp6HzH
— Jane’s by IHS Markit (@JanesINTEL) 2018年9月19日
3,000トン級潜水艦「島山安昌浩(KSS-III)」スペック
韓国(KSS-III) | 214型(ドイツ) | 日本(そうりゅう型) | |
全長 | 83.3m | 65m | 84m |
全幅 | 9.6m | 6.3m | 9.1m |
水中排水量 | 3,000トン | 1,860トン | 4,200トン |
水中速度 | 20ノット(時速37km) | 20ノット(時速37km) | 20ノット(時速37km) |
乗員 | 50名 | 27名 | 65名 |
AIP | AIP搭載 | AIP非搭載 | AIP搭載 |
VSL | 6基 | VSL非搭載 | VSL非搭載 |
- 韓国海軍はドイツの214型潜水艦をライセンス生産している。
- 今回の韓国海軍の新型3,000トン級潜水艦は214型潜水艦を拡大したようなイメージだ。
- 新型3,000トン級潜水艦はVSL6基(垂直発射管)を持ち、射程500kmの玄武-2B弾道ミサイルを発射できる。
韓国海軍の潜水艦
- 張保皐(チャン・ボゴ)-級(209級)潜水艦 1,200トン 9隻
- 張保皐(チャン・ボゴ)-II級(214級)潜水艦 1,800トン 9隻
今後の展開
韓国海軍は今後3,600トン級潜水艦、4,000トン級潜水艦を建造し、最終的に「原子力潜水艦」を建造する計画を持っている。
島山安昌浩
島山安昌浩(1878~1938)は19歳で独立協会に加入し、中国南京で独立運動をしたとされる。