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米中対立が激化、日韓慰安婦合意、日本の潜水艦輸出の背景

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2015年12月28日、日韓は慰安婦問題で基本合意した。

唐突な感じのする日韓の合意の裏になにがあったのか?そこには米国の対中戦略が見え隠れする。

 

2015年9月、中国習近平 オバマ会談で決裂

中国の習近平主席は2015年9月に米国を訪問した。メディアは晩餐会に注目していたが、それは本筋ではなかった。

結論から言うと、この会談で米中の話し合いは決裂、米中対立は本格化した。

 

サードミサイル(THAAD)韓国配備と慰安婦問題

アメリカは北朝鮮の弾道ミサイルに対処するためサードミサイル(THAAD)の配備を韓国に求めてが、韓国は中国に配慮しミサイル配備を躊躇している。

サードミサイル(THAAD)とは中短距離弾道ミサイルに対する迎撃で、射程距離は200km、発射高度150kmと言われる。

サードミサイルには弾道ミサイルを探知する地上配備レーダー(AN/TPY-2 Xバンドレーダー)が使用され、探知範囲は2,000kmと言われる。

このレーダーが朝鮮半島に配備されれば、中国の内陸部まで探知できる。そのため、中国は韓国にサードミサイル(THAAD)配備しないように要求していた。

韓国は米国に対してサードミサイル(THAAD)は日本の防衛にも使用される可能性があるため、日本との慰安婦問題を理由にサードミサイル(THAAD)配備を拒否し続けてきた。

米国の自由の航行作戦(南シナ海)

米国は2016年10月27日、中国が建設した南シナ海の人工島の12カイリの内側で、イージス艦「ラッセン」を航行させた。

 

日本はオーストラリアに潜水艦輸出

中国の潜水艦を南シナ海で封じ込めるなら、海峡などのチョークポイントで潜水艦を待ち伏せすればい。その任務であれば、ドイツの214型潜水艦(2000トン)で十分だ。

しかし、オーストラリアは4,000トン級の潜水艦の配備を計画している。このスペックであれば南シナ海まで航行することができる。

これは、アメリカの意向を受けてオーストラリアが4,000トン級の大型潜水艦導入を決定したと思われる。

つまり、アメリカは日本の海自の「そうりゅう」型潜水艦は南シナ海に派遣できないと見ている。

そのため、「そうりゅう」型潜水艦をオーストラリアに輸出させ、オーストラリア軍に南シナ海の中国の潜水艦を対処させる戦略をとっていると思われる。

そうりゅう型潜水艦(4000トン)は水深900mまで潜航でき、そこから水深300mの中国潜水艦を攻撃できる。しかし、中国の潜水艦の作戦水深300mで、水深900mの「そうりゅう型」潜水艦を攻撃できない。

もし中国の潜水艦が魚雷を発射しても水深400m程度で圧潰し、水深900mの「そうりゅう」型潜水艦には達しない。

まとめ&補足

アメリカと中国の対立は決定的で、今後も激化する。アメリカは韓国にサードミサイル(THAAD)を配備させ、中国の弾道ミサイルを無力化する方針。そのため日韓の慰安婦問題を解決させた。

また、オーストラリアには日本の「そうりゅう」型潜水艦を輸出させ、オーストラリア海軍に南シナ海の中国の潜水艦発射ミサイル(SLBM)を無力化する方針。

日本の「そうりゅう」型潜水艦が世界最強の理由

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