2019年2月にアメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩党委員長の米朝首脳会談が予定されており、トランプ大統領が交渉材料として「在韓米軍撤退」を約束するのではないかと懸念されている。
結論から言うと5年~10年後は在韓米軍撤退の可能性はあるが、まだアメリカ国内でも意見が集約されていない。
トランプ大統領は「在韓米軍駐留経費がかかりすぎる」として撤退の可能性を示唆している。
また、アメリカ軍の長期戦略では、グアムなどの主要兵力を配備し、有事には、数時間~数日で朝鮮半島に展開できるように軍の移動速度を高速化させており、アメリカ軍の一部は在韓米軍撤退を許容する勢力がある。
しかし、アメリカ軍内では、在韓米軍存続派が有力と思われる。
もし、在韓米軍が撤退すれば?
在韓米軍が撤退すれば、韓国は、中国、ロシア、北朝鮮と軍事的に密接になると予想される。
そうなれば、日本は、「中国・ロシア・韓国・北朝鮮」と対峙することになる。
また、アメリカ軍も東アジアでの軍事的プレゼンスを低下させることになる。
日本は、在韓米軍が撤退してもいいように、防衛力を高める必要がある。