台湾空軍(Republic of China Air Force)は、1990年代のF-16A/B戦闘機合計141機をV型に改修する計画(約4500億円)を進めており、今回64機の改修を完了し台湾の南西部の嘉義市の空軍基地(嘉義空港・水上機場)に実戦配備した。
今後、2023年までに141機すべての改修が完了する見込み。
さらに、米国からF-16V型戦闘機66機を2026年に輸入する契約を締結している。
台湾が輸入するのは、最新型のF-16V型(ブロック70/72)とされ、AESAレーダー「APG-83」を搭載し旧型(APG-66)と比較して総合的な能力は2倍に向上しているという。
これらの改修や輸入が完了すると、台湾空軍は合計205機の第4世代機「F-16V型戦闘機」を保有することになり、旧式化したF-5E/F戦闘機を退役させる計画。
F-16V型戦闘機の空戦能力は高く、日本の航空自衛隊のF-2戦闘機を上回るとも言われる。但し、対艦攻撃能力はF-2戦闘機が上回る。