スポンサーリンク

在韓米軍、8月30日までにTHAAD 4基を追加配備へ

(当サイトはアフィリエイト広告を利用しています)

米韓両政府は2017年8月末までに、米軍の高高度防衛ミサイルTHAAD(サード)4基を韓国南部・慶尚北道星州(ソンジュ)の旧ロッテ・スカイヒルゴルフ場に追加配備することで合意した。

米国は2017年4月にTHAADミサイル2基を同場所に配備しており、これでTHAADは全部で6基となる。

そもそも、THAADは6基48発で稼働するシステムだ。

 

いつ稼働するのか?

先行して設置されたTHAAD2基は、2017年4月26日に搬入され、2017年5月2日に使用可能になったと米軍が発表している。

したがって、2017年8月30日までに搬入されれば、9月上旬にも稼働できると思われる。

 

何のためにTHAADを配備するのか?

THAADの導入コストは1,000億円以上と言われる。

米国で韓国に設置するTHAADの費用は10億ドル(1,000億円)と言われたので6基で1,000億円だろう。

このようなに巨額の経費がかかるTHAADをなぜ韓国に配備するのか?

 

THAADとSM3との比較

THAAD SM-3ブロック1A SM-3ブロック2A
射程 200km 1,200km 2,000km
高度 150km 600km 1,000km
ミサイル単価 10億円~15億円 20億円 30億円
システム価格 1,000億円~1,500億円 1,000億円~2,000億円 1,000億円~2,000億円

THAADの最大高度は150kmだ。一方、北朝鮮からグアムに向けミサイルを発射する場合の高度は韓国南部でも500km以上と推定される。

したがって、今回のTHAAD配備はグアムを防衛するものではない。

またTHAADの最大射程は200kmで、配備される星州から200km以上はなれたソウルを防衛することはできない。

米韓両軍はソウルを防衛するたにはPAC-3を使用する計画だ。

THAADには探知距離1,000kmのXバンドレーダーが含まれる。この高性能レーダーで北朝鮮のミサイル発射を監視し、グアムのどこに着弾するかを正確に計算することが米軍の目的と思われる。

error: Content is protected !!